ありがとうございました。
先ほどの議員の方の質問と続きになるわけなんですが、これまでは、もうちょっと長い目で見ますと、日本というのはやはり人口がずっと増えてきたわけですよね。ですから、その増えてきた人口をどう養うかということでどんどん分散してきたわけですね、山林を切り開いて畑を作って、そこで食料を増産して。それが今逆転しているわけで、人口が減ってきている中で、これまでの人口がどんどん広がってきたというのを逆方向にしないとやっぱりもたないんじゃないか、それがある意味で正しい地域の均衡ある発展だと思うんですよね。
ところが、田中角栄総理が考えたことは、人々は自分が生まれた土地でずっと生活できるのがいいことだと、移動するのは望ましくないという考え方で、今いるところに居続けながら何とか所得を公平にしようということで、高米価政策とか地方に重点を置いた公共投資をやってきたわけですが、もうそれはできないということをまず前提で考えないといけない。だから、そのときに、人々に勝手に移動しろというんじゃなくて、人々が移動するのを支援するということが大事だと思います。
ですから、これは増田さんが昔言われた、岩手県知事のときに言われた、造らない公共事業というコンセプトなんですよね。これは、ダムで水没した村から人々が移動するときに、公共事業費を使って移転先に住宅を造ったりいろんなことをすることで、こういうことが私はこれからの広い意味の政治として必要なんじゃないか。
それぞれ、今高齢者も含めて住んでいる小さな町とか村をそのまま維持しようというんじゃなくて、何とか移動することに支援することで、できるだけお互いの人々がコストを少なくして集中して、それぞれの地域の主要な都市に集中して住めるようにしていく、いわゆるコンパクトシティーについての考え方ですよね。青森県は、昔から豪雪地帯なので青森市が雪かきをしなきゃいけない。そのときに、際限なく雪かきはできないから、限られた地域の雪かきをするという概念を打ち出したわけですが、この概念はこれからの過疎地域の対策にとって不可避なものじゃないかと思っております。
以上です。
138八八代尚宏昭和女子大学特命教授
御質問ありがとうございました。
これは非常に大きな問題ですが、私は所得格差というのはやっぱり個人ベースで考える必要があると思うんですよね。地域格差というと、その地域の中には豊かな人もあれば貧しい人もあるわけで、特に今、日本は人口が急速に減っていると。だから、福岡と鹿児島の人をそのままにして何とかしようと思っても難しいわけで、それはやはり九州全体で、福岡の方に人口を徐々に移していくといいますか、鹿児島の人には大変かもしれませんが、それをしないと共倒れになってしまうんじゃないかということですね。
だから、それはもちろん二地域居住とかいろんなやり方があると…
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139窪窪田哲也(公明)
ありがとうございました。
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140石石井めぐみ(維新)
日本維新の会、石井めぐみと申します。
本日は、両先生におかれましては、貴重なお話を伺う機会をいただきまして、ありがとうございます。
私からは、今回におかれまして地域未来戦略を念頭に、地方創生についてお伺いしていきたいと思っております。
政府の地方創生の取組についてですが、人口減少が本格化する中で、政策の前提そのものについても改めて見直す必要があるのではないかと考えます。特に、人口移動の実態や経済合理性を鑑みても、これまでの人口分散を前提とした枠組みが実情と必ずしも合致していないのではないかと思います。
八代先生はかねてより、都市部への人口集中は市…
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- (上の発言)
141八八代尚宏昭和女子大学特命教授
ありがとうございました。
先ほどの議員の方の質問と続きになるわけなんですが、これまでは、もうちょっと長い目で見ますと、日本というのはやはり人口がずっと増えてきたわけですよね。ですから、その増えてきた人口をどう養うかということでどんどん分散してきたわけですね、山林を切り開いて畑を作って、そこで食料を増産して。それが今逆転しているわけで、人口が減ってきている中で、これまでの人口がどんどん広がってきたというのを逆方向にしないとやっぱりもたないんじゃないか、それがある意味で正しい地域の均衡ある発展だと思うんですよね。
ところが、田中角栄総理が考えたことは、人々は自分が生まれた土地でずっと生活できるのがいいことだと、移動するのは望ましくないという考え方で、今いるところに居続けながら何とか所得を公平にしようということで、高米価政策とか地方に重点を置いた公共投資をやってきたわけですが、もうそれはできないということをまず前提で考えないといけない。だから、そのときに、人々に勝手に移動しろというんじゃなくて、人々が移動するのを支援するということが大事だと思います。
ですから、これは増田さんが昔言われた、岩手県知事のときに言われた、造らない公共事業というコンセプトなんですよね。これは、ダムで水没した村から人々が移動するときに、公共事業費を使って移転先に住宅を造ったりいろんなことをすることで、こういうことが私はこれからの広い意味の政治として必要なんじゃないか。
それぞれ、今高齢者も含めて住んでいる小さな町とか村をそのまま維持しようというんじゃなくて、何とか移動することに支援することで、できるだけお互いの人々がコストを少なくして集中して、それぞれの地域の主要な都市に集中して住めるようにしていく、いわゆるコンパクトシティーについての考え方ですよね。青森県は、昔から豪雪地帯なので青森市が雪かきをしなきゃいけない。そのときに、際限なく雪かきはできないから、限られた地域の雪かきをするという概念を打ち出したわけですが、この概念はこれからの過疎地域の対策にとって不可避なものじゃないかと思っております。
以上です。
142石石井めぐみ(維新)
ありがとうございます。
では、ちょっと違う視点から、女性や若い世代に選ばれる地域づくりについてお伺いします。
地方の持続的な発展のためには、若い世代、とりわけ女性に選ばれる地域であることが重要であり、働き方やキャリアの選択肢がそのまま居住地の選択につながっていると認識しております。その中で、地方から女性や若年層が流出し、都市圏への集中が止まらないのが現状です。そこで、今後は、人口減少を前提に、構造改革や産業政策を通じて選ばれる地域づくりへと重点を移していくことが必要だと思います。
そこで、八代先生にお伺いします。
専門職や質の高い仕事を地域に根付…
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143八八代尚宏昭和女子大学特命教授
ただ、政府がそこまで細かくやるというのは私は無理があると思いますので、やはり女性が働きやすい仕事をつくると。それは、結局企業の中で働くことなんですよね。だから、自営業中心のやっぱりどうしても社会になってしまっているのが多い地域だと思いますが、やはり女性が働けるような、専門職として働ける場合にはもっと企業を活用していくと、繰り返しになりますが、農業も含めてですね。
それから、何といっても地方の政治家の方が意識を変えてもらうと。例えば、男女共同参画の調査によると、個々の県の中の市町村議会に女性議員がゼロのところが実にたくさん多いんですよね。女性議員がゼロと…
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144石石井めぐみ(維新)
ありがとうございます。
私も、この参議院議員になる前は地方議員を経験しておりまして、十五年前は女性議員が少なく、なかなかちょっと議員としての活動が本当に理解してもらえる機会が少なく、苦労したところもあります。そういった部分で、この改革をするために参議員になったというところもありますので、すごいいいお話を聞かせていただきまして、ありがとうございます。
また、先生の資料の中で、高齢化社会、シルバー市場の活用ということと、あと農業改革ということでお話がありました。制度や資源配分が競争や効率性を阻害しているのではないかとの御指摘もあります。これらに共通する構…
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