熊谷亮丸株式会社大和総研代表取締役副社長兼副理事長

2026年3月24日・第221回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 132 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 267 発言)

御質問ありがとうございます。

やらなくてはいけないことは、この十七ページの労働と資本とTFP、特にやっぱりTFPのところで、労働生産性がやっぱり今、日本は低いという問題があるわけでございまして、例えば労働生産性に関しては、五十ページのところを恐縮ですが御覧いただくと、これが日本とアメリカで労働生産性が大体過去十五年ぐらい統計取れるところで〇・四ぐらい違うわけでございますが、そのかなりの部分がICTというIT投資ですね、これによって説明できるという部分がございまして、右端のところに業種別のデータがございますが、様々な業種でやっぱり日本はIT投資などが劣っているということがあるわけですので、この辺りを含めてしっかりとIT投資に恩典を付けていく。

そして、例えば二十一ページ、先ほどざっと御説明させていただきましたが、人的資本のところで、例えば積極的労働市場政策の支出が弱いとか、職業訓練のところが不十分であるとか、そしてベンチャーキャピタルとか起業が進んでいない、そして外国人がなかなか高度人材中心に入っていないということ、外資企業が参入していないとか、この辺りを含めてやはり総合的にやっていく必要があるということでございまして。

労働生産性が低迷している要因というのは、これは複合的なものでいろんな要素があるわけでございますが、やはり人材投資、無形資産投資ですね。今、世界の潮流は、有形資産が付加価値の源泉であった時代から無形資産が付加価値の源泉であった時代に変わっているわけですから、人材投資を中心に無形資産投資をしっかりやっていくだとか、若しくは社会のダイバーシティー、多様性を広げることによってこのイノベーションを起こしていくということも必要だと思いますし、加えて、これは適度なペースでということになりますが、やはり産業、企業の新陳代謝を、これをしっかりと社会政策にも配慮をしながら、この転換をやはり進めるということも重要だと思いますし、加えて、コーポレートガバナンスがやっぱり弱かったわけですから、これらをしっかりしていくような、まさに今申し上げたような労働と資本とTFPに関してそれぞれやるべきことを粛々とこうやっていくということではないかと思います。

ちょっと長くなりまして、恐縮です。

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