日本保守党の北村晴男です。
質疑に入る前に、午前中にも申し上げましたが、私は重要なことだと思っていますので、再度申し上げます。
どういう制度をつくったとしても、検察官が手持ち証拠をそんなものはありませんと言い続ければ、最後まで言い続ければ、これは正義は実現されないということになり得るわけですね。なので、やはり検察庁、検察という組織の風土、これを変えていただくことがいかにも重要だというふうに考えております。悪いところばかり指摘して大変恐縮ですけれども、といいますのは、弁護士の方がはるかに不祥事が多いのに何だというお気持ちもあるかもしれませんが、何せ公権力、強い権力を持っておられる検察ですから、公益の代表者として何としても行動していただきたいというところから申し上げております。
組織内の違法行為なり不適切な行為を指摘すること、これが内部の身内の恥をさらすものであってけしからぬという風土なのか、それとも、それを指摘することが将来的には、最終的には検察の威信を保つことになるんだという、そういう考え方の組織なのか、これは極めて重要だと思いますので、再度申し上げておきます。
さて、先月二十五日、一審で強盗致死罪などで懲役二十三年の有罪判決を受けたパキスタン人男性について、仙台高裁が一審の有罪判決を破棄差戻ししたという件があります。これ、一審の有罪判決で用いられた証拠、これは通訳人の方が通訳をされて、被告人の供述がこれは罪を認めたかのような意訳をされたというふうにみなされて、その意訳自体は正しいのかどうかということが争点になって、結論的には、これは正しくないと、通訳自体が正しくないということで破棄差戻しということになりました。この事案についてはまだ検察が控訴されている、ごめんなさい、その後、破棄差戻し審では無罪判決が言い渡され、さらに、検察が控訴されているという事案です。
これについて、個別のことを申し上げたいのではなくて、まずは一般論としてお聞きします。
罪を犯した者など、あるいは刑事訴訟手続の適正な運用という意味でも、あるいは冤罪を生まないためにも、外国人に対する取調べ時における通訳人の確保、これは公判廷でも一緒ですが、通訳人の確保や質の担保というのは大変重要であると考えます。現在、検察としてこの通訳人の確保や質の担保、どのようにして行っているのか、お答えください。
255
平口洋(自民)法務大臣
おっしゃることはおおむね正しいと思いますけれども、お尋ねの趣旨は、関連性や必要性などについての裁判所の判断を経ずに全ての証拠を再審請求者側に提示する仕組みだというふうに理解しますと、再審請求審は、職権主義の下で裁判所が主体的に再審請求理由について審理、判断する手続でありまして、そのため、本法律案における証拠の提示、提出命令制度においては、その審理、判断に資する証拠、すなわち再審請求理由に関連する証拠を裁判所に提出される仕組みとしております。ここでいう再審請求理由に関するとは、裁判所による再審請求理由についての判断に資するという意味であり、相当の広がりを持…
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256
伊藤孝江(公明)
時間になっております。
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257
仁比聡平(共産)
大臣、政府案、今の大臣の答弁でいよいよ追い詰められていることが明らかになったと思います。立憲、公明の修正案は、裁判所の判断で出させましょうという枠組みじゃないですか。大臣が答弁の中で私の質問をゆがめたような、裁判所の判断によらずにという枠組みではないんですよね。いよいよ追い詰められた。是非実現をすべきだと最後に申し上げて、本当に質問を終わります。
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- (上の発言)
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北村晴男(保守)
日本保守党の北村晴男です。
質疑に入る前に、午前中にも申し上げましたが、私は重要なことだと思っていますので、再度申し上げます。
どういう制度をつくったとしても、検察官が手持ち証拠をそんなものはありませんと言い続ければ、最後まで言い続ければ、これは正義は実現されないということになり得るわけですね。なので、やはり検察庁、検察という組織の風土、これを変えていただくことがいかにも重要だというふうに考えております。悪いところばかり指摘して大変恐縮ですけれども、といいますのは、弁護士の方がはるかに不祥事が多いのに何だというお気持ちもあるかもしれませんが、何せ公権力、強い権力を持っておられる検察ですから、公益の代表者として何としても行動していただきたいというところから申し上げております。
組織内の違法行為なり不適切な行為を指摘すること、これが内部の身内の恥をさらすものであってけしからぬという風土なのか、それとも、それを指摘することが将来的には、最終的には検察の威信を保つことになるんだという、そういう考え方の組織なのか、これは極めて重要だと思いますので、再度申し上げておきます。
さて、先月二十五日、一審で強盗致死罪などで懲役二十三年の有罪判決を受けたパキスタン人男性について、仙台高裁が一審の有罪判決を破棄差戻ししたという件があります。これ、一審の有罪判決で用いられた証拠、これは通訳人の方が通訳をされて、被告人の供述がこれは罪を認めたかのような意訳をされたというふうにみなされて、その意訳自体は正しいのかどうかということが争点になって、結論的には、これは正しくないと、通訳自体が正しくないということで破棄差戻しということになりました。この事案についてはまだ検察が控訴されている、ごめんなさい、その後、破棄差戻し審では無罪判決が言い渡され、さらに、検察が控訴されているという事案です。
これについて、個別のことを申し上げたいのではなくて、まずは一般論としてお聞きします。
罪を犯した者など、あるいは刑事訴訟手続の適正な運用という意味でも、あるいは冤罪を生まないためにも、外国人に対する取調べ時における通訳人の確保、これは公判廷でも一緒ですが、通訳人の確保や質の担保というのは大変重要であると考えます。現在、検察としてこの通訳人の確保や質の担保、どのようにして行っているのか、お答えください。
259佐佐藤淳法務省刑事局長
お尋ねにつきまして、あくまで一般論として申し上げますと、適切な刑事手続の実現のためには、有能な通訳人を確保することが不可欠でございまして、検察庁におきましては、平素から有能な通訳人の確保に努め、各地検が通常必要な言語及び人数を確保しているものと承知しております。
具体的に申し上げますと、検察当局におきましては、取調べ段階における有能な通訳人の確保という観点から、最高検におきまして、各地検が登録している通訳人のデータベースを作成いたしまして、必要な場合に地検相互で通訳人を利用できるように体制を整えているほかに、いわゆる遠隔通訳システムと呼んでおりますけれ…
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260
北村晴男(保守)
過去の法務委員会におきまして、法務省は、通訳人が確保できないうちに被疑者を不起訴にせざるを得なかったというような事例は承知していないというふうにおっしゃっていたと認識しています。
他方、通訳人は付けたけれども、通訳を介した意思疎通やあるいは供述内容の確認の難しさ、また、通訳人を介するとどうしても長時間を要しますので、これにより、法定の身柄拘束期間内に容疑を固めることができず、やむを得ず不起訴にしたというような事例は相当程度あるのかなと推測していますが、この点はいかがでしょうか。
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261佐佐藤淳法務省刑事局長
あくまで一般論として申し上げますと、外国人を被疑者とする事件の捜査におきましては、被疑者の取調べについて通訳を介す部分は時間を要するというのは事実であります。また、例えば押収したスマートフォンに外国語を使ったメッセージのやり取りが保存されている場合などもありますけれども、証拠物等の分析に翻訳を要する場合があるということや、さらに、法制度に関する被疑者の理解の度合いや文化の違いなどが取調べの障害となることもあり得るといった形で捜査を難しくし得る特有の事情が存在することもございます。そのような中で、例えば身柄事件におきましては、時間制限の中でこういった取調べ…
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