自民党のこやりでございます。皆さん、お疲れさまであります。
先ほど総理の答弁にもありましたように、この再審法の規定、これが大きな前進であるという力強いお言葉をいただきました。八十年、約八十年ぶりの改正でありますし、もうこれしっかりと運用をしていくということが、その総理が言う大きな前進につながるというふうに思っています。
さて、この再審法というか刑訴法の改正案につきまして、本当に、二度の参考人質疑も含め、様々な観点から、様々な立場から御意見が表明をされました。先日の参考人質疑においても、これは目的外使用の論点が大きかったと思いますけれども、同じ被害者の立場に立っていても、それぞれの参考人の意見は賛否が分かれていました。
それぐらいいろんな考えがあり、また、ある規定は表も裏もあるというか、いい面もあるし悪い、悪いと言ったらあれですけれども、反面、何というか、課題もある、そういったものの集合体がまさに制度であるというふうに思っています。
これまでの議論を聞いていると、大きく少し課題だと思ったのは、通常審における課題と再審における課題、これが相互に関連し合っているというか、混在をしているということが一つ大きな課題であるということと、やっぱり、今回の規定をしても、やっぱり検察であったり裁判官であったり、そうした方々に対する不信、これが根底にあって、せっかくこの規定を作っても、それが、法の趣旨、あるいは、今、これまで本当に審議をされてきたその思いが、その法の趣旨に反する、それを理解した上での運用がなされないんではないか、その懸念が根底にあって、それが賛否の意見にも大きく影響を及ぼしているんじゃないかというふうに思っています。
もとより、我が国の司法制度、これの根底は、三審制度、これがしっかりとまず機能させなければなりません。そういう意味で、この三審制度をしっかりと国民の皆さんに信頼いただけるように、更に改善すべきはしっかりと改善していくこと、これがもうまさに前提になります。
その上で、今回の約八十年ぶりのこの再審規定、これが大きな前進として、まさに今審議をいただき、今修正案も出ていますけれども、歩み出そうとしています。その中で、この不信感を、やっぱり違うと、これまでと違うんだと、しっかりこの規定の趣旨を踏まえて検察と裁判所はしっかり運用する、裁判所は職権制度の下にこれをしっかり適切に運用する、そのためには、個々の検察官あるいは個々の裁判官、これにしっかりとこの趣旨を徹底させる、これはこれまで以上に大事だというふうに思っていますけれども、その覚悟と取組について、それぞれ伺います。
164
伊藤孝江(公明)
速記を起こしてください。
本案の修正について打越さんから発言を求められておりますので、この際、これを許します。打越さく良さん。
この発言のページ
165
打越さく良(立憲)
私は、ただいま議題となっております刑事訴訟法の一部を改正する法律案に対し、立憲民主・無所属及び公明党を代表いたしまして、修正の動議を提出いたします。
その内容は、お手元に配付されております案文のとおりでございます。
これより、その趣旨について御説明申し上げます。
罪を犯していない人が処罰されることはあってはならず、仮に犯人でない人を有罪とする確定判決があれば、速やかに是正するなどして救済する必要がありますが、近時において、一部の再審無罪事件で再審の請求から再審無罪判決の確定までに相当な期間を要し、再審請求者等に大きな負担を生じることになっています。…
この発言のページ
166
伊藤孝江(公明)
これより本案及び打越さん外二名提出の修正案について質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言願います。
この発言のページ
- (上の発言)
167ここやり隆史(自民)
自民党のこやりでございます。皆さん、お疲れさまであります。
先ほど総理の答弁にもありましたように、この再審法の規定、これが大きな前進であるという力強いお言葉をいただきました。八十年、約八十年ぶりの改正でありますし、もうこれしっかりと運用をしていくということが、その総理が言う大きな前進につながるというふうに思っています。
さて、この再審法というか刑訴法の改正案につきまして、本当に、二度の参考人質疑も含め、様々な観点から、様々な立場から御意見が表明をされました。先日の参考人質疑においても、これは目的外使用の論点が大きかったと思いますけれども、同じ被害者の立場に立っていても、それぞれの参考人の意見は賛否が分かれていました。
それぐらいいろんな考えがあり、また、ある規定は表も裏もあるというか、いい面もあるし悪い、悪いと言ったらあれですけれども、反面、何というか、課題もある、そういったものの集合体がまさに制度であるというふうに思っています。
これまでの議論を聞いていると、大きく少し課題だと思ったのは、通常審における課題と再審における課題、これが相互に関連し合っているというか、混在をしているということが一つ大きな課題であるということと、やっぱり、今回の規定をしても、やっぱり検察であったり裁判官であったり、そうした方々に対する不信、これが根底にあって、せっかくこの規定を作っても、それが、法の趣旨、あるいは、今、これまで本当に審議をされてきたその思いが、その法の趣旨に反する、それを理解した上での運用がなされないんではないか、その懸念が根底にあって、それが賛否の意見にも大きく影響を及ぼしているんじゃないかというふうに思っています。
もとより、我が国の司法制度、これの根底は、三審制度、これがしっかりとまず機能させなければなりません。そういう意味で、この三審制度をしっかりと国民の皆さんに信頼いただけるように、更に改善すべきはしっかりと改善していくこと、これがもうまさに前提になります。
その上で、今回の約八十年ぶりのこの再審規定、これが大きな前進として、まさに今審議をいただき、今修正案も出ていますけれども、歩み出そうとしています。その中で、この不信感を、やっぱり違うと、これまでと違うんだと、しっかりこの規定の趣旨を踏まえて検察と裁判所はしっかり運用する、裁判所は職権制度の下にこれをしっかり適切に運用する、そのためには、個々の検察官あるいは個々の裁判官、これにしっかりとこの趣旨を徹底させる、これはこれまで以上に大事だというふうに思っていますけれども、その覚悟と取組について、それぞれ伺います。
168佐佐藤淳法務省刑事局長
お答えいたします。
御指摘のとおり、刑事司法制度がその機能を適切に発揮するためには、国民の皆様の信頼に支えられることが極めて重要であると考えているところでございます。
その信頼を確保するためには、御指摘のとおり、まずは三審制、捜査も含めまして、通常審が十分に機能することが不可欠であると考えております。これらに関して、制度、運用の両面につきまして、様々な御意見があるところではございますけれども、こういったことについて法務当局としても不断の検討を行っていくことがまずもって重要だというふうに考えるところでございます。
また、本法律案は、近時の再審無罪事件…
この発言のページ
169平平城文啓最高裁判所事務総局刑事局長
お答え申し上げます。
本法律案が成立した場合には、再審請求手続においてこれまでなかった制度が導入されることになります。これには、近時の刑事再審をめぐる諸情勢、特に一部の再審請求事件について審理の長期化が指摘されるなどしたことが契機となっているものと認識しておりますし、この国会での議論を通じましても、裁判所の果たすべき役割の重さ、重要性、これを再認識しているところでございます。
最高裁事務当局といたしましても、全国の裁判官に対し、この法律案の内容や趣旨はもとより、これによって導入される諸制度の適切な運用を確保するため、この国会における議論の過程で様々示…
この発言のページ
170ここやり隆史(自民)
しっかりこれ、従前以上に覚悟を持って組織に周知徹底されるようにお願いをしたいというふうに思います。
ちょっと順番入れ替えまして、次、三番目。目的外使用について先ほども言及をいたしましたけれども、先日の参考人の御意見、本当に傾聴に値するものだったというふうに思います。やっぱりインターネットというこの情報の流布のスピード、これを考えると、やっぱり従前以上にこの情報であったり証拠の中の様々なもの、これを慎重かつ適切に取り扱わないといけない。これはもう皆さん同意いただけるというふうに思っています。
目的外使用について運用次第でという話もありますけれども、先ほ…
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