打越さく良 (立憲民主党)

2026年7月14日・第221回国会 参議院 法務委員会 第20号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 207 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 375 発言)

本当に、宇田参考人にしても、真犯人、しっかりと処罰されなければならないとおっしゃっていました。そしてまた、大橋宏子さんの思いも本当に重かった。妹の智子さんを殺害した犯人が処罰されないままでいると。その一方で、冤罪被害者の前川彰司さん、前川彰司さんとお話しもされて、その苦しい思いを共有したというお話をされていました。

その上で、私たちこの参議院の法務委員会は、何としてでも、この福井女子中学生殺人事件で苦しめられたお二人、冤罪被害者である前川彰司さん、そして大橋宏子さんにお話を伺いたいと、その決断をしたわけです。それでも、本日午前、前川彰司さんは現れませんでした。

聞くところによると、前川さんは、今日、自分が話したところで、その二日後には終局するんじゃないかと、そして採決するんじゃないかと、そのように聞いてしまったらしいです。まだ当委員会ではそのような決定はしておりませんし、事実ではないんですけれども、ただ、そのような報道もされていますし、自分が話したところで、冤罪被害者をきっちりと救う、万全にする、そのためには今の政府提出法案では駄目なんだと、だから修正してほしいと、そのような思いをしっかりとこの場で参考人として言おうと決断していたわけです。その前川さんは、愕然としたに違いありません。そのように自分が思いを述べたところで、聞くような国会ではないんじゃないか、法務省ではないんじゃないかと思ってしまわれたと。本当に胸が痛む思いです。

七月一日に、前川彰司さんは、ほかの冤罪被害者の皆さんやあるいは支援者の皆さんと、私たちの参議院に対して、このままじゃ駄目だと、冤罪被害者の自分たちや、そして家族が苦しむことがないような、そんな十分な修正をしてほしいと、そのような思いを託されたわけです。検察官の抗告をなくしてほしい、そしてまた証拠開示をしっかりと認めてほしい、一覧表、証拠の一覧表をしっかりと請求人側に渡してほしい、また、証拠の目的外使用を禁止しないでほしいと、そういうことです。いや、もう後ろから紙は要らないんです。これはもう大臣の決断が必要なことなんですよ。

ですから、今、私たちの議論のスタートというのは、そもそも冤罪被害者の方たち、袴田さん、もう五十八年も無実の罪で苦しめられました。そしてまた、現れなかった、本当に今絶望のふちにある、あるであろう前川さん、前川さんも非常に、そうですね、一九八六年の事件ですね、そしてその事件についてようやく昨年、再審無罪出たと。本当に自分の人生は何だったのかと。尊厳がこのような長い間奪われてきた方たちなんですよ。

その思いをしっかりと受け止めると、その政治決断は、法務省の後ろの紙に書いてあるコメントではなくて、大臣の決断を聞きたいです。前川さんの思いも察していただいて、御決断をお願いします。

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