森まさこ (自由民主党)

2026年7月9日・第221回国会 参議院 法務委員会 第19号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 7 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 269 発言)

十六歳少女の前途ある人生を奪ったんですよ。捜査の在り方、これは決して個別事件だけの問題ではありません。検察全体の問題です。つまり、録音、録画をしていても違法な取調べは起きるんです。大川原化工機事件と同じです。袴田事件、福井事件が過去のものではない、今でもこのような捜査が行われていることが白日の下にさらされたんです。検察が本来の機能を果たしていれば、検察が請求しているんですよ、勾留も延長も、ひかりさん事件やるなさん事件など、防ぐことができたはずなんです。

では、どうしたら検察が本来の機能を取り戻し、違法な取調べがなくなるのか。私は、取調べの弁護人立会い制度の導入をこれまでずっとこの委員会でも主張をしてきました。

資料一、⑥が、私が法務大臣のときに自分の辞表と引換えに決死の覚悟で安倍総理に上申して立ち上げた法務・検察行政刷新会議の取りまとめの抜粋です。

資料一、⑥、二枚目の二十二ページの結びに、会議の委員の総意として書いてあります。国民からの厳しい視線が注がれてきたが、特に検察の幹部職員が組織の外の声に耳を澄ませて、不断の自己点検と自己改革を通じて法務・検察行政をより良いものにしていくこと。本会議のような開かれた場で外部の有識者から厳しい意見が示されたことを真摯に受け止め、今後の取組に生かしていくこと。①検察官の綱紀粛正、②内部的な文書管理のルールの見直し、そして③です。三枚目です。資料一、⑥の三枚目、とりわけ被疑者取調べへの弁護人の立会いについて、刑事訴訟法改正三年後の検討の場において、専門家以外の多様な視点を含めた検討をすることと書かれています。

この実現に向けて私はこの法務委員会で何度も質問してきましたが、さっぱり法務省が取り組んでいる様子がありません。その結果、この事件が起きてしまったんです。るなちゃんを死亡させたのは、個別の事件ではありません。組織としての反省がなく、制度自体の欠陥があるからです。

そこで、委員長に提案します。

刑事訴訟法の三年後の見直しで、録音、録画の検証は参議院の附帯決議に書かれています。ですので、本委員会において、国賠事件と切り離した国政調査権として、違法な取調べをなくす取組として録音、録画では足りず、取調べの弁護人立会いを制度化することが必要かどうか検証する観点から、るなちゃんの取調べの録音、録画テープを理事会で視聴することを委員長に求めます。

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