日向信和文化庁次長

2026年6月16日・第221回国会 参議院 文教科学委員会 第11号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 74 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 124 発言)

お答えいたします。

AIと著作権の関係については、関係者からの懸念を踏まえ、文化審議会の小委員会で議論を行い、令和六年三月にAIと著作権に関する考え方についてを取りまとめたところです。

この考え方の中では、AIの開発、学習段階においても、権利者の許諾を要する場合があることについて整理をしたところです。また、AIによる生成、利用段階については、通常の著作権侵害や著作隣接権侵害の考え方と同様の考え方で侵害の有無を検討することとなります。いずれも最終的には、個別の具体的事例に即し、司法の場で判断されることとなります。

文化庁としては、引き続き、このAIと著作権に関する考え方について周知啓発に努めるとともに、著作権侵害に関する判例等を始めとした具体的な事例の蓄積、AIやこれに関する技術の発展、諸外国における検討状況の進展等を踏まえながら、実演家を含む権利者の権利保護の観点も含め、今後も必要に応じた検討を進めてまいります。

また、委員御指摘の声に関するものも含め、AIとの関係では著作権法の範囲にとどまらない様々な課題があることから、関係省庁が連携して取り組んでいくことが重要であり、今後とも関係省庁と連携して対応を進めてまいりたいと、このように考えております。

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