国民民主党・新緑風会のかごしま彰宏です。
会派を代表して、政府提出の重要品種の育成及びその種苗の生産の振興に関する法律案及び種苗法の一部を改正する法律案について、賛成の立場から討論を行います。
気候変動による高温障害や病害虫の拡大、農業者の減少、国際情勢の不安定化が進む中、我が国の農業を守り、食料の安定供給を確保するためには、環境変化に強く、省力的で多収性を備えた品種を迅速に育成し、生産現場に普及させなければなりません。気候変動等対応品種法案は、こうした品種を重要品種と位置付け、開発や生産を促進するものです。
農研機構の研究施設等の供用や出願料の減免措置は、今後の新品種生産の促進に資するものと評価をします。一方、新品種の育成には長い時間と多額の費用を要します。民間活力は重要ですが、米、麦、大豆を始め、国として重要な品種の開発をより進めていくためには、農研機構や都道府県の試験場、試験研究機関が中核的な役割を果たし、大学や民間と連携する体制を築くべきです。
同時に、農研機構や都道府県試験場など、公的研究機関の研究環境の整備も喫緊の課題です。今回の政府提出法案では、農研機構の施設の供用などが含まれていますが、そもそも老朽化の進む公的研究機関の整備を盛り込まなければ、制度目的を果たせません。そのためには、制度だけでなく予算が必要です。研究基盤の更新と人材の確保に、国が継続的かつ十分な財政措置を講ずることを求めます。
また、新品種生産に関する知見は国の重要な知的財産です。産学官連携を進める際にも、情報や遺伝資源の流出を防ぐ措置を徹底して行い、国益に資する研究開発を進めてもらいたいと願います。特に、主要農作物に関する研究知見は、将来の食料安全保障の核となる重要な基盤であり、国が責任を持って厳格に管理すべきです。
種苗法改正案は、育成者権の存続期間の延長、品種登録前の輸出に対する差止め請求など、我が国で育成された新品種の保護を強化するものです。優良品種の海外流出が相次ぐ中、必要な改正です。
しかし、権利を設けるだけで流出は防げません。海外での権利取得はもとより、流通を監視し、流出による違法栽培が確認されれば訴訟による栽培差止めを求めていくといった、育成者を一貫して支援する体制が不可欠です。新たな育成者権管理機関が名目だけの組織とならないよう、十分な予算と専門人材の確保をすることを強く求めます。
今回の二法案が、新品種を育てる政策と守る政策、この両輪として日本の農林水産業を強く前に進めることを願い、国民民主党の賛成討論といたします。
186藤藤木眞也(自民)
暫時休憩いたします。
午後二時二十二分休憩
─────・─────
午後二時三十四分開会
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187藤藤木眞也(自民)
ただいまから農林水産委員会を再開いたします。
重要品種の育成及びその種苗の生産の振興に関する法律案及び種苗法の一部を改正する法律案の両案を一括して議題といたします。
他に御発言もないようですから、両案に対する質疑は終局したものと認めます。
これより両案について討論に入ります。
御意見のある方は賛否を明らかにしてお述べ願います。
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岩渕友(共産)
日本共産党を代表し、両法案に反対の討論を行います。
両法案は、主要農作物種子法の廃止と、それに続く種苗法の改正に連続するものです。
政府は二〇一八年、各県の農業試験場などの公設試験研究機関を、民間の品種開発を阻害しているとして、その根拠法である種子法を突然廃止し、同時に、公的機関が持つ知見を民間に提供させる農業競争力強化支援法を成立させました。二〇二〇年には、知的財産権の強化を通じて品種開発企業の利益を確保するため、自由だった農家による登録品種の自家増殖を一律禁止とする種苗法の改正を行いました。
しかし、そもそも農作物の遺伝資源は、人類が数千年にわ…
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- (上の発言)
189
かごしま彰宏(国民)
国民民主党・新緑風会のかごしま彰宏です。
会派を代表して、政府提出の重要品種の育成及びその種苗の生産の振興に関する法律案及び種苗法の一部を改正する法律案について、賛成の立場から討論を行います。
気候変動による高温障害や病害虫の拡大、農業者の減少、国際情勢の不安定化が進む中、我が国の農業を守り、食料の安定供給を確保するためには、環境変化に強く、省力的で多収性を備えた品種を迅速に育成し、生産現場に普及させなければなりません。気候変動等対応品種法案は、こうした品種を重要品種と位置付け、開発や生産を促進するものです。
農研機構の研究施設等の供用や出願料の減免措置は、今後の新品種生産の促進に資するものと評価をします。一方、新品種の育成には長い時間と多額の費用を要します。民間活力は重要ですが、米、麦、大豆を始め、国として重要な品種の開発をより進めていくためには、農研機構や都道府県の試験場、試験研究機関が中核的な役割を果たし、大学や民間と連携する体制を築くべきです。
同時に、農研機構や都道府県試験場など、公的研究機関の研究環境の整備も喫緊の課題です。今回の政府提出法案では、農研機構の施設の供用などが含まれていますが、そもそも老朽化の進む公的研究機関の整備を盛り込まなければ、制度目的を果たせません。そのためには、制度だけでなく予算が必要です。研究基盤の更新と人材の確保に、国が継続的かつ十分な財政措置を講ずることを求めます。
また、新品種生産に関する知見は国の重要な知的財産です。産学官連携を進める際にも、情報や遺伝資源の流出を防ぐ措置を徹底して行い、国益に資する研究開発を進めてもらいたいと願います。特に、主要農作物に関する研究知見は、将来の食料安全保障の核となる重要な基盤であり、国が責任を持って厳格に管理すべきです。
種苗法改正案は、育成者権の存続期間の延長、品種登録前の輸出に対する差止め請求など、我が国で育成された新品種の保護を強化するものです。優良品種の海外流出が相次ぐ中、必要な改正です。
しかし、権利を設けるだけで流出は防げません。海外での権利取得はもとより、流通を監視し、流出による違法栽培が確認されれば訴訟による栽培差止めを求めていくといった、育成者を一貫して支援する体制が不可欠です。新たな育成者権管理機関が名目だけの組織とならないよう、十分な予算と専門人材の確保をすることを強く求めます。
今回の二法案が、新品種を育てる政策と守る政策、この両輪として日本の農林水産業を強く前に進めることを願い、国民民主党の賛成討論といたします。
190藤藤木眞也(自民)
他に御意見もないようですから、両案に対する討論は終局したものと認めます。
それでは、これより採決に入ります。
まず、重要品種の育成及びその種苗の生産の振興に関する法律案について採決を行います。
本案に賛成の方の挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
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191藤藤木眞也(自民)
多数と認めます。よって、本案は多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
この際、石垣さんから発言を求められておりますので、これを許します。石垣のりこさん。
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石垣のりこ(立憲)
私は、ただいま可決されました重要品種の育成及びその種苗の生産の振興に関する法律案に対し、自由民主党・無所属の会、立憲民主・無所属、国民民主党・新緑風会、公明党、日本維新の会及び参政党の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。
案文を朗読いたします。
重要品種の育成及びその種苗の生産の振興に関する法律案に対する附帯決議(案)
近年、温暖化等の気候変動、農業者の減少など我が国の農業をめぐる情勢が大きく変化し、農業生産活動への悪影響が顕在化する中、農業の持続的な発展と国民に対する食料の安定供給を確保するため、高温や病害虫に強く、単収が多い等の特徴を…
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