栗原潤長野県農業試験場研究企画・知的財産部長

2026年7月14日・第221回国会 参議院 農林水産委員会 第15号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 25 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 87 発言)

質問ありがとうございます。

私の資料にもありましたような果樹の幾つかの品種ですけれども、例えばナガノパープルというブドウの品種で説明させていただきたいと思います。これが、今、シャインマスカットとか、皮ごと食べられる種なしのブドウということでシャインマスカットが全国的に有名なところだと思いますが、それにも先んじて、長野県ではこの黒系のナガノパープルという品種を育成して、県内で栽培技術を高めてまいったところなんですが、育成し、現地に普及しましたところ、なかなか生産が難しいと、いい品質のものがなかなか作れないということで、試験場、それから普及組織、農家さん、それからJAの組織一体となって、どういう工夫をしたら生産技術を高めて高品質なものを流通させることができるだろうということを、まず私たち長野県の中で取り組むことができました、県内限定をすることでですね。

これでもって、このナガノパープルという品種の長所それから短所、そういうものを県内の農家さんが把握した上でいいものを作るというシステムをつくり上げ、そしてその後、県内限定解除という方向へ持っていくということで、まずは県内の農家さんに、まず、何というんですかね、アドバンテージといいますか、有利性というものをまず持っていただく。

ただし、これを長野県にずっと限定を掛けていても、いつまでたっても長野県内だけの生産量では、全国広くこのナガノパープルというのをマーケットに流すだけの生産量というのを長野県では作れないというような限界がございます。

なので、この品種をこの後県内限定を解除いたしまして、現在では他県で種苗が流通しておりまして、ほかの県でも今ナガノパープル作っていただいているところでございます。今、そろそろ県外産のナガノパープルも出回ってくる頃かなというような時期になっておりますけれども、そこは、先に長野県がリードをしていたということで、まずこの有利性がある、に加えまして、他県とのリレー供給ということで、ナガノパープルの供給量を増やして消費者の皆さんに広く知っていただくというような両方のメリットを考えて、その県内限定という期間を設けて、最初からは開放しないというようなやり方を取っているわけです。

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