伊藤俊幸金沢工業大学大学院教授

2026年7月14日・第221回国会 参議院 内閣委員会 第19号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 47 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 95 発言)

私がまさに先ほどちょっと申し上げたある党に対する選挙妨害ですね、あれはもう完全に国旗にバツを付けて、いわゆる何とか隊という人たちがむちゃくちゃやっていますよね。あれはまさにそれに当たるんだと私は思うんですね。だから、事例があるんですよ、ないないと皆さんおっしゃいますけど。実際にそれで不具合を受けている政党があるわけですよね。ですから、これを無視してなぜみんなないという議論をしているのかが私は正直よく分からないんですよ。これも一個の事例ですよね。実際に本当にバツを付けて、やめろと言うわけですよ。それがないという前提で皆さん議論されているのが、正直よく分からないなというのが一つあります。だから、私は現実問題として起きていると思っているんですね。日本でも既に起きている。

ただ、これがアメリカのような分断まで行っているかというと、そうではないと思っています、言論自由ですし。アメリカは、私は、だから、トランプ大統領のような人を生んだのは、まさに分断の結果だと思うんですね。私、アメリカにもずっといましたけど、アメリカこそ正しい国だと思ってきたんですよ。それがここへ来て、トランプの登場で、じゃ、我々が憧れたアメリカはどこへ行ってしまったのかと。だって、何だかんだといったら、国民が選んでいるわけですからね。自由と民主主義のかがみだと思ったところが、あれだけ強権的に独裁者を生むというのを見ていると、あれは分断がゆえに生まれた、逆説的な話だと思うんですよ。

だから、そうならないために、日本というのはちゃんとしないと、この今の自由で民主的な、言いたいことが言えるというこの体制を守るためにも、線引きこそが必要なんですよ、どこまでが自由を守るのかというのと、ここはやっちゃいけないという社会的な要請としてですね。この線引きが、日本の民主的な法律として作られることこそが大事だと思うんですね。そうじゃないと、独裁国になりますよ、本当に。それが怖い。

だから、他国と違って、日本はこの線引きを皆さんが審議してくださるわけですよ。国民の代表たる議員の皆さんがこれを作るんですね、法律を。このすごさですよ。ここがあるのにもかかわらず、そうじゃない、それを使って国家をある方向に進めなきゃいけないわけですね。これ自由にばらばらにやっていたら、国家としてのコントロール利かないわけですから。そこを民主的な方法で枠をはめて、そしてある方向にみんなで向こうということをやっておられる、そういう意味で、私はこういった議論は非常に心から尊敬を申し上げることだと思っております。

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