ありがとうございます。
本当に、半導体のビジネス全般ということになりますと、半導体のチップそのものの製造の局面ですとか、製造装置の局面、それから材料の局面、それから設計の局面とか、いろいろな部分が出てきます。いろいろそれぞれに課題点ですとか留意点というのはあると思うんですけれども、私が一番注目をしておりますのがユースケースの開発ということになります。
日本の半導体は、世界で半分を日本が作っていたと言われる時代は、家電のメーカーさんとかが自社の製品を作るために、例えば当時、産業の米と言われていたマイクロコントローラーですとかセンサーですとか、いわゆる本当に小さな、どうしてもなければならない半導体というのを作っていたと、自社向けに作っていたということになります。
ところが、今の、最近の半導体はもう本当に、ロケットですとかミサイルですとか、そういったもののコアをつかさどるような、計算能力の高い、あるいはAIもそうですし、皆様の持たれている携帯電話のコアプロセッサーみたいなものもありますし、そうしたものが大変高度なものになってきておりますので、やっぱりそれを、じゃ、日本で今そういう商品を作って外に輸出していましたというと、余りできていない現状があると。例えば、日本でも最先端の半導体を作ろうということで今やっておりますし、熊本では既に作っている部分もありますけれども、そうしたものを日本発の製品にどんどん入れて世界に輸出していくと、こういった流れをもう一回つくれるかどうかが私の観点では勝負だというふうに考えております。
したがいまして、日本発のユースケース、使い道ですね、どういう製品にその最先端、ないしはレガシー系でもいいんですけれども、を作って、それを世界に展開していけるか、ここに一番のポイントがあると。ただ、開発をするためには、やはりその知財、ソフト、設計のためのソフトウェアですね、それから知財、IPと言われるものですけれども、その辺がとてもお金が掛かる。
それから、昔は一つの会社さんの中でチームをつくってそういう製品を開発していたのが、最近は完全に水平分業になっておりますので、設計はこの会社が受け持つ、ファウンドリーといって、半導体の前工程はここが持つ、後工程はここが持つみたいな形で分業になってきている中で、日本の中でどのように新しい種類の製品をチームアップして世に、世界に出せるか。この辺のサポートがうまくできるのが今の日本の半導体産業の飛躍の一番大きなポイントだというふうに認識しております。
28渡渡井理佳子慶應義塾大学大学院法務研究科教授
ありがとうございます。
特許については詳しい知識を持ち合わせておりませんけれども、経済安全保障推進法が成立したときに、秘密特許制度を持っていないのはG20の中では日本とあと幾つかの国だけということで、ようやく日本もその世界標準になったというふうに言われておりましたし、積極的な活用をするということは重要であると思います。
ただ、日本の非公開特許の制度というのは、技術を、対象となる特定技術の分野が限定的に考えられているということもありますので、件数を把握しておりませんけれども、恐らくこの制度ができる前と後とで非公開特許の利用というのが飛躍的に増えるような…
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29小小島とも子(立憲)
ありがとうございました。まだまだいろいろやり取りさせていただきたいですが、時間になりました。
終わります。ありがとうございました。
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牛田茉友(国民)
国民民主党・新緑風会の牛田茉友と申します。
本日は、白石参考人、渡井参考人、そして田上参考人、貴重な御意見を頂戴いたしましてありがとうございます。
我が党は、自分の国は自分で守るという観点から、他国に頼らない自立した経済の確立であったり、産業競争力の強化ということを重視しております。今回の法改正が、民間への過度な規制や負担にならず、日本の成長と企業のイノベーションを力強く後押しするものとなるか、皆様の専門的見地を伺わせていただきたいと思います。
まず、田上参考人にお尋ねしたいんですけれども、経済安全保障の推進におきまして、半導体、研究なさっていると…
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- (上の発言)
31田田上英樹地経学研究所主任客員研究員
ありがとうございます。
本当に、半導体のビジネス全般ということになりますと、半導体のチップそのものの製造の局面ですとか、製造装置の局面、それから材料の局面、それから設計の局面とか、いろいろな部分が出てきます。いろいろそれぞれに課題点ですとか留意点というのはあると思うんですけれども、私が一番注目をしておりますのがユースケースの開発ということになります。
日本の半導体は、世界で半分を日本が作っていたと言われる時代は、家電のメーカーさんとかが自社の製品を作るために、例えば当時、産業の米と言われていたマイクロコントローラーですとかセンサーですとか、いわゆる本当に小さな、どうしてもなければならない半導体というのを作っていたと、自社向けに作っていたということになります。
ところが、今の、最近の半導体はもう本当に、ロケットですとかミサイルですとか、そういったもののコアをつかさどるような、計算能力の高い、あるいはAIもそうですし、皆様の持たれている携帯電話のコアプロセッサーみたいなものもありますし、そうしたものが大変高度なものになってきておりますので、やっぱりそれを、じゃ、日本で今そういう商品を作って外に輸出していましたというと、余りできていない現状があると。例えば、日本でも最先端の半導体を作ろうということで今やっておりますし、熊本では既に作っている部分もありますけれども、そうしたものを日本発の製品にどんどん入れて世界に輸出していくと、こういった流れをもう一回つくれるかどうかが私の観点では勝負だというふうに考えております。
したがいまして、日本発のユースケース、使い道ですね、どういう製品にその最先端、ないしはレガシー系でもいいんですけれども、を作って、それを世界に展開していけるか、ここに一番のポイントがあると。ただ、開発をするためには、やはりその知財、ソフト、設計のためのソフトウェアですね、それから知財、IPと言われるものですけれども、その辺がとてもお金が掛かる。
それから、昔は一つの会社さんの中でチームをつくってそういう製品を開発していたのが、最近は完全に水平分業になっておりますので、設計はこの会社が受け持つ、ファウンドリーといって、半導体の前工程はここが持つ、後工程はここが持つみたいな形で分業になってきている中で、日本の中でどのように新しい種類の製品をチームアップして世に、世界に出せるか。この辺のサポートがうまくできるのが今の日本の半導体産業の飛躍の一番大きなポイントだというふうに認識しております。
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牛田茉友(国民)
人材育成のことについてちょっとあれでしたけど、ほかにも伺いたいことがあるので、次の質問に移らせていただきます。
三人の方にお伺いしたいんですけれども、田上参考人に重ねてお伺いいたしますけれども、今回の法改正が行われたら新設されることとなります、JBICへ劣後出資ができることになるということですけれども、論考の中で、政府が幾ら旗を振っても最後に動くのは民間企業であって、企業はコストや株主の配当など政府とは異なる独自の基準で動いているために、リスクの高い事業には簡単に動けないという構造的な課題を指摘されていますけれども、この高いハードルを突破する上で、この…
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33田田上英樹地経学研究所主任客員研究員
その辺も、過去にいろいろなやり取りの中で、議事録の中でも拝見はしておりますけれども、やはりバランスなのだというふうに思います。
まず、その事業自体がどのようなものであって、その事業自体のリスクがどういうものであるか、それをやろうとしている企業さんの体力ですとかリスクテークの能力がどの程度あるか。そこに対して、政府がほかの案件との恐らくは横並びという考慮もあると思いますけれども、それの中で、ここの案件にはこの程度というようなものもあると思います。
そういうものがバランスをしたときに成り立つということだと思いますので、この辺までやれば必ずそれが成立すると…
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牛田茉友(国民)
では、その採算が合うかどうかというところも含めて、そのリスク取る以上、避けて通れない引き際についても田上参考人にお尋ねしたいんですけれども、国による長期の買取り保証などの仕組みを民間を安心させるためには必要とされる一方で、同志国が一斉に同じ事業に乗り出した場合にその採算が取れなくなるというジレンマということも指摘されていると思うんですけれども、リスクを抱え込む以上、その環境が変わって慢性的な赤字が起きてしまう、回復が見込めない場合の撤退基準というものを明確なルールとして法律やガイドラインに設けておくべきかどうかというところについて、現場の視点からお話を伺…
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