白石和泰TMI総合法律事務所パートナー弁護士/慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任教授

2026年6月4日・第221回国会 参議院 内閣委員会 第13号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 10 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 91 発言)

ありがとうございます、御質問いただきまして。

私は、常に企業の皆様方と対話をしながら経済安全保障をどういうふうに進めていくのかというところを検討しているわけでございますが、やはり、企業の中では一部門がこの経済安全保障についての重要性を認識するだけでは足りないというところが現場の感覚としてはございます。しっかりと権限がある皆様方、要は社長様、あるいはそれに近い取締役の皆様方、役員の皆様方に是非この経済安全保障というものをよく理解していただいて、一定程度経済的な負担というか、経済合理性に背くようなものがあったとしてもこれを進めなければいけないという重要性を認識していただくこと、これが重要なんだと思います。

私もよく講演の中で、なぜ民間企業がこの経済安全保障について対応していかなければならないのか、これよく問われるところなんですけれども、参考資料の十五ページにも記載させていただきましたが、これがまさに問いとして出てくるわけでございます。

そのような中でどういうふうに答えるか。まさに、対応しなければいけない民間企業にとってはリスクマネジメントの一環であると、それは役員である取締役、監査役の義務でもあり、このような経済安全保障に対応することが企業にとっての成長力の確保にもつながるところだというところをお話しさせていただくと。

そこで、御理解をいただいて会社一体となって進めていただくわけですが、やはり横串を通して対応しなければいけませんので、各営業部門の皆様方に、経済合理性ではない観点から、なぜ重要なのかを理解していただき、実行していただく、ここの難しさをどのように乗り越えていくのか。そこを、官民協議会のような新しい規定もございますし、シンクタンクもできるということでございますので、よく議論していただき、その重要性についてより一層理解していただく、これが重要だというふうに考えております。

以上です。

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