牛田茉友 (国民民主党)

2026年5月12日・第221回国会 参議院 内閣委員会 第6号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 53 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 174 発言)

国民民主党・新緑風会の牛田茉友と申します。早速質疑に入らせていただきます。

まず、大前提といたしまして、私ども国民民主党は、複雑化する国際情勢の中で、インテリジェンス機能の強化は不可欠であるというふうに考えております。情報通信技術の進展により、外国による影響工作、偽情報の拡散、サイバー攻撃、さらには経済安全保障上の情報流出など、脅威の形は今大きく変化していると思います。従来の枠組みだけでは対応し切れない課題が現実のものとなる中で、インテリジェンス体制を総合的、集中的に強化していく必要性におきましては政府と基本的な認識を共有するものでございます。

一方で、インテリジェンスは国と国民を守るために不可欠な力であると同時に、国民の自由や権利、民主主義と隣り合わせの領域でもあります。その性質上、監視につながるのではないかという不安と結び付きやすい分野であることも否定できないものだと思います。だからこそ、制度設計や運用の在り方についてはより一層の慎重さと透明性が求められると考えております。

本法案につきましては、衆議院でも様々な議論が行われてきたと思いますけれども、改めて基本的な考え方につきまして、国民の皆様にも分かりやすく今日は御説明いただけたらと思います。

まず、インテリジェンス、先ほどからもたくさん出てきておりますけれども、この言葉についてお尋ねいたします。

この議論につきましては、様々な場面で出てくる言葉ですけれども、我が党の衆議院で提出させていただきました法案におきましては、インテリジェンスとは単なる情報収集のことを指しているのではありません。国の安全の確保、公の秩序の維持、公衆の安全の保護に関する政策決定のために必要な情報を収集し、整理し、分析し、その結果を活用すること、そして国の安全に関わる重要な情報を保全し、我が国に対する不当な情報収集等に対処すること、これらを一体として位置付けています。その前提となります基本理念としまして、外国の利益を図る目的で行われる活動の透明性の確保、インテリジェンスの実施における政治的中立と民主的統制、そして日本国憲法が保障する国民の自由と権利の尊重を明確に据えております。

国民民主党は、このインテリジェンスを国家のための秘密活動としてではなくて、国民の安全を守るための政策判断の基盤であり、同時に民主的統制の下に置かれるべき強い力であると考えております。

質問に入りますが、政府が本法案において想定していますこのインテリジェンスとは、法案の中には出てきませんけれども、具体的にはどのような活動を指すのでしょうか。その概念と今回設置される国家情報会議との関係性について、国民の皆様にも理解できるように、丁寧かつ分かりやすく御説明いただきたいと思います。

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