おはようございます。自由民主党・無所属の会、出川桃子でございます。
本日は質疑の機会をいただきまして、誠にありがとうございます。
令和六年度決算は、井上新会長が就任されて初めての決算でもあります。決算を通じて、新体制が目指す公共放送の姿、今後の方向性について伺ってまいりたいと存じます。
折しも、現在、サッカーのワールドカップが開催されておりまして、寝不足の方も多いのかもしれませんが、こうした国民的なイベントを誰もが広く楽しめる形で届けることも公共放送の大切な役割の一つであると思います。小宮山アナウンサーの実況中継、これも大変好評を得たところでございます。
その一方で、先日はNHK職員が逮捕されるという大変残念な報道もございました。
公共放送にとって最も大切な財産、それは国民からの信頼であると思います。テレビが情報の中心だった時代から、スマートフォンやSNSへ、さらには、生成AIの登場によって、何を信頼すべきか見極めることが大変難しい時代へとなっております。こうして情報があふれる時代に公共放送は必要なのか、こうした問いにNHKは真正面から答えていかなければなりません。私は、むしろ、情報がこうしてあふれる時代だからこそ、今ほど国民から信頼される公共放送が必要とされる時代はない、そのように考えております。だからこそ、NHKには、社会の変化に向き合い、絶えず進化し続ける公共放送であってほしい、そう願っているところであります。
本日は、そのような問題意識の下、何点か伺いたいと思います。
この度、十八年ぶりとなる内部昇格によって、井上会長が会長に就任をされました。井上会長は、小学生の頃からジャーナリストを志し、長年……(発言する者あり)はい、そのように伺っております、長年、報道の第一線で取材や番組制作に携わってこられました。この時代が大きく変わる変わり目で、報道現場を知る会長が就任されたということは大きな意味があるように感じております。
井上会長は、就任以来、情報空間の参照点、この言葉を繰り返し使われております。私は、この言葉こそ、これからのNHKが求められる役割を最も端的に表しているのではないかと感じております。
そして、昨年十二月の会見では、今後重点的に取り組むべきこととして、一つ、コンテンツの強化、一つ、ネット展開、一つ、経営基盤の確立、一つ、働き方改革、この四つの柱を掲げられたところであります。
そこで、伺います。
就任から、はや六か月が経過をいたしました。まだ成果を評価するには早い時期かもしれませんが、しかし、この半年間で見えてきた課題、あるいは手応えなどもあるのではないかと思います。
テレビが情報の中心ではなくなった時代に、それでも、国民から公共放送として必要とされ、信頼される存在であり続けるためには、会長は何を最も大切にされているのでしょうか。そして、情報空間の参照点という理念を今後どのように報道やコンテンツの中で現場で体現していこうとお考えでしょうか。井上会長の率直なお考えをお聞かせいただければと思います。
10
吉川沙織(立憲)
次に、会計検査院から検査結果についての説明を聴取いたします。長岡会計検査院事務総局第五局長。
この発言のページ
11長長岡尚志会計検査院事務総局第五局長
日本放送協会の令和六年度の決算につきまして検査いたしました結果を御説明いたします。
協会の令和六年度の財産目録、貸借対照表、損益計算書、資本等変動計算書及びキャッシュ・フロー計算書並びにこれらに関する説明書等は、七年七月一日に内閣から送付を受け、その検査を行って、七年十一月五日に内閣に回付いたしました。
その結果、特定検査対象に関する検査状況といたしまして、日本放送協会における関連団体との取引及び関連団体の利益剰余金等の状況についてを令和六年度決算検査報告に掲記いたしました。
その概要を御説明いたしますと、次のとおりでございます。
日本放送協会と…
この発言のページ
12
吉川沙織(立憲)
以上で説明の聴取は終わりました。
これより質疑に入ります。
質疑のある方は順次御発言願います。
この発言のページ
- (上の発言)
13出出川桃子(自民)
おはようございます。自由民主党・無所属の会、出川桃子でございます。
本日は質疑の機会をいただきまして、誠にありがとうございます。
令和六年度決算は、井上新会長が就任されて初めての決算でもあります。決算を通じて、新体制が目指す公共放送の姿、今後の方向性について伺ってまいりたいと存じます。
折しも、現在、サッカーのワールドカップが開催されておりまして、寝不足の方も多いのかもしれませんが、こうした国民的なイベントを誰もが広く楽しめる形で届けることも公共放送の大切な役割の一つであると思います。小宮山アナウンサーの実況中継、これも大変好評を得たところでございます。
その一方で、先日はNHK職員が逮捕されるという大変残念な報道もございました。
公共放送にとって最も大切な財産、それは国民からの信頼であると思います。テレビが情報の中心だった時代から、スマートフォンやSNSへ、さらには、生成AIの登場によって、何を信頼すべきか見極めることが大変難しい時代へとなっております。こうして情報があふれる時代に公共放送は必要なのか、こうした問いにNHKは真正面から答えていかなければなりません。私は、むしろ、情報がこうしてあふれる時代だからこそ、今ほど国民から信頼される公共放送が必要とされる時代はない、そのように考えております。だからこそ、NHKには、社会の変化に向き合い、絶えず進化し続ける公共放送であってほしい、そう願っているところであります。
本日は、そのような問題意識の下、何点か伺いたいと思います。
この度、十八年ぶりとなる内部昇格によって、井上会長が会長に就任をされました。井上会長は、小学生の頃からジャーナリストを志し、長年……(発言する者あり)はい、そのように伺っております、長年、報道の第一線で取材や番組制作に携わってこられました。この時代が大きく変わる変わり目で、報道現場を知る会長が就任されたということは大きな意味があるように感じております。
井上会長は、就任以来、情報空間の参照点、この言葉を繰り返し使われております。私は、この言葉こそ、これからのNHKが求められる役割を最も端的に表しているのではないかと感じております。
そして、昨年十二月の会見では、今後重点的に取り組むべきこととして、一つ、コンテンツの強化、一つ、ネット展開、一つ、経営基盤の確立、一つ、働き方改革、この四つの柱を掲げられたところであります。
そこで、伺います。
就任から、はや六か月が経過をいたしました。まだ成果を評価するには早い時期かもしれませんが、しかし、この半年間で見えてきた課題、あるいは手応えなどもあるのではないかと思います。
テレビが情報の中心ではなくなった時代に、それでも、国民から公共放送として必要とされ、信頼される存在であり続けるためには、会長は何を最も大切にされているのでしょうか。そして、情報空間の参照点という理念を今後どのように報道やコンテンツの中で現場で体現していこうとお考えでしょうか。井上会長の率直なお考えをお聞かせいただければと思います。
14井井上樹彦日本放送協会会長
お答え申し上げます。
NHKは、今後、放送だけでなくネットでも、正確で豊かな情報を広く伝え、人生に彩りを添える良質な番組、コンテンツを間断なく提供する役割、使命を果たし続けていく必要があります。
社会の共通理解を支える基盤としての使命は、放送と通信の融合が進む中でも、今後も変わることはない普遍的なものであります。むしろ、世界各地で社会の分断が顕在化していると言われる今こそ、一層こうしたことが求められているというふうに考えております。
私は、NHKが、放送や配信を通じて人々の役に立ち、励まし、時には命を救う、そうした人々の生きる力となる存在であり続け…
この発言のページ
15出出川桃子(自民)
井上会長、ありがとうございました。
人々の生きる力となる放送を目指していくという大変心強い言葉を聞かせていただきました。
今、情報空間の参照点、その中身について詳しくお聞かせいただきました。私もその理念には大変共感するところでございますが、情報空間の参照点であるためには、今おっしゃっていただいたように、正確な情報発信、それだけでは実現できないのではないか、そのようにも考えております。情報が正確であることはもちろん当然のことでございますが、社会をできるだけ多面的に映し出し、多様な立場の声を伝えることによって初めて国民から信頼される情報空間の参照点になれ…
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16井井上樹彦日本放送協会会長
全国のNHKの地域放送局は、地域の人の目線で、暮らしに役立つ情報や安全、安心に関する情報などをお伝えする重要な役割を担っております。現在の経営計画では、厳しい財政状況の中でも、取材、制作の基盤的資源への投資を行い、災害対応、地域取材を基軸に、それぞれの地域に合った形態でサービスを展開していくという方針を明記しております。
それぞれの地域で、それぞれの地域の視点で制作したニュースや番組などは、全国ネットワークを生かしまして、全国放送でも積極的に放送しております。加えて、NHKONEでも地域放送の見逃し配信を実施しております。引き続き、地域向け放送・サービ…
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