井幡晃三デジタル庁審議官

2026年6月9日・第221回国会 参議院 総務委員会 第10号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 143 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 168 発言)

デジタル庁におきましては、昨年十二月の人工知能戦略本部での総理指示に基づきまして、ガバメントAI「源内」を政府職員が徹底活用することにより、創造的に業務を行うとともに、信頼できるAIの意義を示す取組を推進しているところでございます。今年度、御指摘のように、全府省庁の職員十八万人を対象とした「源内」の大規模実証を進めておりまして、五月末時点で既に約十万人へのアカウント配布を完了しております。こうした取組によりまして、政府内でのAIの徹底活用に向けた取組は順調に進んでいるところでございます。

このような中で、委員御指摘ございましたけれども、専門的な技術や知識を持たずとも新たなAIアプリを生成できる、いわゆるバイブコーディングと呼ばれる技術によりまして、職員がAIアプリを自分で作成し、自律的に動くAIエージェントの機能を活用しながら使いこなしていくことは、行政の実務の質の向上ですとか、あるいは省力化を実現する上で必要不可欠であると考えております。

現在、デジタル庁ではバイブコーディング機能やAIエージェント実行機能の開発を進めているところでございまして、まずはデジタル庁内での試行を行い、それで問題がなければ、今年の秋を目途に各府省においてもテスト利用できるよう準備を進めているところでございます。

また、お尋ねのございました地方自治体でございますけれども、「源内」の成果を円滑に御利用いただけるようにということで、本年四月、「源内」のソフトウェアの一部を無償のオープンソースソフトウェアとして公開いたしました。このような取組を進めることで、自治体におかれましても「源内」で実装されている一部アプリの再現が可能となるなど、開発コストの削減にもつながるものと考えております。

デジタル庁といたしましては、自治体が主体的にAIを使っていただけるような環境を整えることで、国、地方一体となってAI導入の加速化に努めてまいりたいと考えております。

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