宿本尚吾国土交通省住宅局長

2026年7月23日・第221回国会 参議院 国土交通委員会 第15号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 75 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 118 発言)

お答えをいたします。

アメリカにおきましては、建築物の省エネルギー政策や脱炭素化の政策、これは州ごとに取組が進められておりまして、例えばカリフォルニア州においては、二〇四〇年のカーボンニュートラル達成に向けて、一定規模以上の非住宅建築物を対象として、建材の製造時などにおける温室効果ガス排出量に上限を設ける制度が導入されているものと承知をしております。また、ボストン市においては、一定規模以上の建築物を対象として、建築物の許認可手続にライフサイクルカーボン評価結果の報告制度が導入されているものと承知をしております。

また、中国におきましては、二〇六〇年のカーボンニュートラル実現に向けて、建築物のライフサイクルカーボンに関する統一的な算定ルールを国として整備をしており、一部の都市においては建材製造時などの温室効果ガス排出量に上限を設定する取組も行われているものと承知をしてございます。

さらに、インドにおきましては、二〇七〇年のカーボンニュートラル達成に向けて、政府が策定をいたしました表示制度において低炭素建材の採用が評価項目として位置付けられていると承知をしております。

このように、温室効果ガス排出量の多い国々におきましても、省エネルギー対策に加えて、建材の製造時の温室効果ガスの削減に向けた規制措置も含めた具体的な施策が講じられております。

建築物のライフサイクルカーボンの評価は国際的な潮流となっており、国際社会の一員として地球温暖化対策に貢献することに加え、また他国に後れを取らないよう、本法案により、省エネ、脱炭素に資する設計や施工技術の向上や、省エネ、脱炭素化に対応した建材、設備の技術開発、実装を促進してまいりたいと考えております。

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