お答え申し上げます。
子供を養育するに際して困難に直面している家庭、こちらに支援するに当たっては、それぞれそういった困難の背景にある状況に応じた関係機関の連携が必要であります。そういう中で、御指摘のそのメンタルヘルス面の課題、それも一つだと思います。
例えばですけれども、児童相談所でケースに対応する中で、保護者の方にメンタルヘルス上の課題であるとかあるいは精神疾患などがある場合には、保健所、精神保健福祉センターなどの機関と連携して対応していただくこと、これが重要だというふうに思います。あるいは、これ、児童相談所じゃなくて各市町村に置かれているこども家庭センターの方で同じような保護者の方と接することになった場合にも、同様な観点が必要かと思っております。
そうした中で、このメンタルヘルスの支援でございますけれども、都道府県に設置をされております精神保健福祉センターなどにおきましては、メンタルヘルスの課題を抱える方に対しまして、保健師であるとか精神保健福祉士の方、こういった専門職による相談を行っております。その上で、必要な方には地域の中での医療機関につないでいくといったような努力を重ねているところでございます。
さらに、もう一つ、御指摘具体的にありましたが、トラウマの関係でございますけれども、トラウマに起因する症状に適切に対応できる人材を育てることが大事かというふうに思っております。その観点から、国立精神・神経医療研究センターの方でPTSD対策専門研修というのを実施をしておりまして、医師、保健師、あるいは精神保健医療福祉に従事する職員の方々の資質の向上、こういったものを図っているところであります。
こうした取組を通じまして、PTSDの症状がある方を含めて、保護者世代、親世代のメンタルヘルス支援にもしっかり対応できるような精神保健医療福祉体制の整備を進めていきたいと考えております。
159
宮出千慧(参政)
この機能不全家族という概念を、様々な問題の共通の土台として政策的にどう位置付けていくかということが私は大事ではないかと思っております。それぞれの問題への対策というのはもちろん大事なんですけれども、それだけでは対症療法となってしまい、根本治療にはならないと考えております。
この機能不全家族の中で育つことによって、家庭養育環境に複合的な困難を抱える子供、若者が増加をしている、あるいは従来見えていなかったものが顕在化してきているという認識を政府はお持ちでしょうか。また、それが増加、顕在化しているとお考えであれば、その背景や原因についてどのように分析されている…
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160源源河真規子こども家庭庁長官官房審議官
お答えいたします。
家庭や保護者が様々な事情により子供の養育に関して大きな困難に直面する場合に適切な支援が受けられなければ、子供の心身の健やかな成長に影響を及ぼすおそれがあるというふうに考えております。
子供の養育における困難に関する相談としては、例えば児童相談所に寄せられる虐待相談対応件数が挙げられますが、令和六年度において二十二万三千六百九十一件、前年度と比較して僅かに減少したものの、二十二万件を超えておりまして、依然として多い状況となっております。
その背景として、核家族化や地域関係の希薄化などにより、孤立した状況で養育における困難に向き合わ…
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161
宮出千慧(参政)
まさに原因はおっしゃっていただいたとおりだと思います。
この機能不全家族をめぐる問題の中でも、私が特に深刻に受け止めなければいけないと思っているのがこの世代間連鎖という問題です。例えば、虐待を受けて育った子供が親になったとき、自らも子供に虐待を繰り返してしまうというリスクが高いことは広く知られているところです。これ、同様に、依存症家族で育った子供が自らも依存症に陥りやすいとも言われている。そして、貧困もまた親から子へと受け継がれやすい構造があります。こういった負の連鎖が続いていくということですね。
この連鎖のメカニズムを考えるときに重要な視点となるの…
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- (上の発言)
162野野村知司厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部長
お答え申し上げます。
子供を養育するに際して困難に直面している家庭、こちらに支援するに当たっては、それぞれそういった困難の背景にある状況に応じた関係機関の連携が必要であります。そういう中で、御指摘のそのメンタルヘルス面の課題、それも一つだと思います。
例えばですけれども、児童相談所でケースに対応する中で、保護者の方にメンタルヘルス上の課題であるとかあるいは精神疾患などがある場合には、保健所、精神保健福祉センターなどの機関と連携して対応していただくこと、これが重要だというふうに思います。あるいは、これ、児童相談所じゃなくて各市町村に置かれているこども家庭センターの方で同じような保護者の方と接することになった場合にも、同様な観点が必要かと思っております。
そうした中で、このメンタルヘルスの支援でございますけれども、都道府県に設置をされております精神保健福祉センターなどにおきましては、メンタルヘルスの課題を抱える方に対しまして、保健師であるとか精神保健福祉士の方、こういった専門職による相談を行っております。その上で、必要な方には地域の中での医療機関につないでいくといったような努力を重ねているところでございます。
さらに、もう一つ、御指摘具体的にありましたが、トラウマの関係でございますけれども、トラウマに起因する症状に適切に対応できる人材を育てることが大事かというふうに思っております。その観点から、国立精神・神経医療研究センターの方でPTSD対策専門研修というのを実施をしておりまして、医師、保健師、あるいは精神保健医療福祉に従事する職員の方々の資質の向上、こういったものを図っているところであります。
こうした取組を通じまして、PTSDの症状がある方を含めて、保護者世代、親世代のメンタルヘルス支援にもしっかり対応できるような精神保健医療福祉体制の整備を進めていきたいと考えております。
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宮出千慧(参政)
ありがとうございます。
その特別問題を抱えている親、家庭の親に向けてということではないということなんですが、そういったケアも行われているということですね。
支援の現場において近年注目されているアプローチにトラウマインフォームドケアというものがあります。これは、問題行動や困難な状況に直面したときに、なぜ人は、この人がこういう行動を取るのかと、そういう考え方ではなくて、この人にこれまで何が起きてきたのかという視点に立って支援を行っていくという考え方でございます。虐待、DV、貧困といった、そういった逆境的な経験がその人の行動、感情、対人関係にどのような影響…
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164水水田功こども家庭庁長官官房審議官
お答えいたします。
委員御指摘のとおり、子供が生涯にわたって幸せな状態で過ごすためには、乳幼児期からの安定したアタッチメント、愛着の形成が大変重要であると考えております。
令和五年十二月に閣議決定されましたはじめの百か月の育ちビジョンにおきましては、子供の誕生前から幼児期までの初めの百か月が生涯にわたるウエルビーイングの向上にとって最も重要な時期であり、特にこの時期にアタッチメント、愛着を形成することは、子供が自分や社会への基本的な信頼感を得るために欠くことのできないものであり、子供の自他の心への理解や共感、健やかな脳や体を発達させていくものであるこ…
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宮出千慧(参政)
これは、子供たちだけでなく、現代の私たち大人の中にも愛着形成がなされないまま大人になってしまった方がたくさんいると思います。これは後からでも取り戻せるものでございます。ですから、是非周知啓発というところに力を入れてほしいというふうに思います。
ただ、今の子供たちに対してそれをやっていくには、この両親の経済的余裕であったり、心の余裕というものも必要だというふうに考えております。この機能不全家族が増えているのは、決して当事者だけの責任ではありません。かつての子育ては、祖父母を含む三世代で支え合って、さらに地域のコミュニティー全体で担うものでした。しかし、現…
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