これまで議論してきたとおり、六年制で薬剤師の能力は確実に引き上げられていると思うんです。しかし、まだまだ、今お話がありましたけど、制度はまだ十分に追い付いていないんです。この点、将来を見据えて考える必要があると私は思います。今はまだ医師偏在の問題という形で議論をされておられますが、将来的には、人口構造の変化の中で医師不足の地域が残る一方で、薬剤師は相対的に余剰になる時期が来るという、そういう推計もあるんです。(発言する者あり)医者は地域偏在、そう言いましたから。直美ばかり行ったら駄目なんですよ。ちょっと脱線しました。済みません。
そうであれば、今のうちから役割の再設計をしておかなければ医療資源のミスマッチを固定化することになるんです。いわゆるタスクシフト、タスクシェアリングの課題です。その一つの方法としては、私は、薬剤師法第二十三条を見直して、一定の範囲で軽医療を薬剤師が担えるようにすべきではないでしょうか。もちろん、最初から無制限にやるというような話ではありません。軽度な症状、既に診断が付いている慢性疾患、薬物療法が中心の領域、それらの点において薬剤師が一定の判断と対応を担う仕組みです。
処方箋がなければ調剤ができない、医師の処方を絶対的前提とするこの二十三条の規定は、薬剤師の役割を構造的に受け身に固定する規定でありまして、これある意味で封建時代の身分制度みたいなものじゃないですか。
その一つの例がですね、挙げますと、零売です。これもいろんな問題あるんですけど、本来は薬剤師が自らの判断で医薬品を提供し、国民の身近な健康問題に直接応えることができる数少ない機会だったはずなんですね。適切に運用すれば患者がわざわざ医療機関に行かなくて済むのですよね。三時間待って三分診療なんて今でもまだ続いていますよ。利便性の満足度が上がります。結果として、この医療費の抑制にもつながるじゃないですか。
そういう可能性を持っていたにもかかわらず、昨年の薬機法の改正ではそこをむしろ絞る方向になっていて、そこが、私にはどうしても、薬剤師の能力を生かす方向ではなくて、逆に抑え込む方向に制度が動いているように、仕方がありません。
この間も、百ミリグラムのバイアスピリンを、ちょっと医者にもらったのが足りなくなったので薬局、赤坂の周辺の薬局を歩いたけど、どこも扱ってくれない。それで、今度は逆に零売薬局に行ったら、うちは五百錠しか売りませんとか、うちは会員になってもらいますとかね、百錠しか、百錠単位ですとかね。だから何か、零売の制度が今、変な改正したからますますおかしくなって、だからこれは、当局の話によると、普通の薬局でもその程度だったら十分に対応できるということに今なっているんだそうです。だから、現場と当局の話が全然違っているんですよ。私はもう赤坂で三時間ぐらい歩いたからよく身をもって体験しましたが、三時間じゃない、もっと歩いたかな。
ここは、患者の利便性向上にもつながるし、医療機関の負担軽減にもつながる。ちゃんとやればですよ。六年制でここまで能力を高めた以上、制度がそれを受け止める段階に来ているのではないでしょうか。薬剤師法第二十三条の見直しによる役割拡大について、政府当局の、政府参考人の所見を伺います。
6宮宮本直樹厚生労働省医薬局長
お答えいたします。
薬剤師の職能の在り方については重要な課題であると認識しております。とりわけ、医師と薬剤師がそれぞれの専門分野で業務を分担することで、相互に独立した立場で専門性を発揮し、安全で効果的な薬物療法を実施を行う医薬分業の考え方の下で、医療の安全性を確保しながら、薬剤師が適切に職責を果たすということが重要であると考えております。
こうした観点から、チーム医療の中で薬剤師が専門性をより発揮できるよう、対人業務の充実等の施策を進めているところでございます。加えて、地域における薬局薬剤師の機能も、処方箋調剤を担うだけの存在ではなく、健康相談、OT…
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木村義雄(自民)
今の答弁を伺っていまして、まあそこが非常に問題だと思っているんですが、今局長は、重要だとか進めているとか、そうおっしゃっていましたけど、現場は本当にそうなっているのかということなんですね。
薬学部を六年制にしたとき、これは大きな政策判断でした。実は私自身もその決断に関わった者として申し上げますけれども、何をやろうとしていたのか、これははっきりしていたはずなのですね。当時は、薬剤師が薬局の中に閉じこもるのではなくて、患者に向き合い、薬物療法に主体的に関わり、医師と同じくらいの臨床対応能力を身に付けるために臨床教育を強化するということでした。臨床、患者を診…
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8宮宮本直樹厚生労働省医薬局長
お答えいたします。
薬学教育六年制につきましては、先生御指摘のとおり、臨床における実践的な能力を有する薬剤師を養成することを目的として導入されました。これは、チーム医療の中で薬学的知見に基づき疑義照会や処方提案を行い、薬学、薬物療法の安全性、有効性、適正使用を確保する対人業務の役割を発揮することにあると考えております。
一方、先生御指摘のとおり、現場において多くの時間を取られている対物業務の効率化を図り、対人業務の充実により、薬剤師の専門性を十分に発揮していくことが重要でありまして、これは道半ばではございますが、そのために各種の施策を進めてきたところ…
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- (上の発言)
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木村義雄(自民)
これまで議論してきたとおり、六年制で薬剤師の能力は確実に引き上げられていると思うんです。しかし、まだまだ、今お話がありましたけど、制度はまだ十分に追い付いていないんです。この点、将来を見据えて考える必要があると私は思います。今はまだ医師偏在の問題という形で議論をされておられますが、将来的には、人口構造の変化の中で医師不足の地域が残る一方で、薬剤師は相対的に余剰になる時期が来るという、そういう推計もあるんです。(発言する者あり)医者は地域偏在、そう言いましたから。直美ばかり行ったら駄目なんですよ。ちょっと脱線しました。済みません。
そうであれば、今のうちから役割の再設計をしておかなければ医療資源のミスマッチを固定化することになるんです。いわゆるタスクシフト、タスクシェアリングの課題です。その一つの方法としては、私は、薬剤師法第二十三条を見直して、一定の範囲で軽医療を薬剤師が担えるようにすべきではないでしょうか。もちろん、最初から無制限にやるというような話ではありません。軽度な症状、既に診断が付いている慢性疾患、薬物療法が中心の領域、それらの点において薬剤師が一定の判断と対応を担う仕組みです。
処方箋がなければ調剤ができない、医師の処方を絶対的前提とするこの二十三条の規定は、薬剤師の役割を構造的に受け身に固定する規定でありまして、これある意味で封建時代の身分制度みたいなものじゃないですか。
その一つの例がですね、挙げますと、零売です。これもいろんな問題あるんですけど、本来は薬剤師が自らの判断で医薬品を提供し、国民の身近な健康問題に直接応えることができる数少ない機会だったはずなんですね。適切に運用すれば患者がわざわざ医療機関に行かなくて済むのですよね。三時間待って三分診療なんて今でもまだ続いていますよ。利便性の満足度が上がります。結果として、この医療費の抑制にもつながるじゃないですか。
そういう可能性を持っていたにもかかわらず、昨年の薬機法の改正ではそこをむしろ絞る方向になっていて、そこが、私にはどうしても、薬剤師の能力を生かす方向ではなくて、逆に抑え込む方向に制度が動いているように、仕方がありません。
この間も、百ミリグラムのバイアスピリンを、ちょっと医者にもらったのが足りなくなったので薬局、赤坂の周辺の薬局を歩いたけど、どこも扱ってくれない。それで、今度は逆に零売薬局に行ったら、うちは五百錠しか売りませんとか、うちは会員になってもらいますとかね、百錠しか、百錠単位ですとかね。だから何か、零売の制度が今、変な改正したからますますおかしくなって、だからこれは、当局の話によると、普通の薬局でもその程度だったら十分に対応できるということに今なっているんだそうです。だから、現場と当局の話が全然違っているんですよ。私はもう赤坂で三時間ぐらい歩いたからよく身をもって体験しましたが、三時間じゃない、もっと歩いたかな。
ここは、患者の利便性向上にもつながるし、医療機関の負担軽減にもつながる。ちゃんとやればですよ。六年制でここまで能力を高めた以上、制度がそれを受け止める段階に来ているのではないでしょうか。薬剤師法第二十三条の見直しによる役割拡大について、政府当局の、政府参考人の所見を伺います。
10宮宮本直樹厚生労働省医薬局長
お答えいたします。
薬剤師法第二十三条を含む現行制度は、医師による診断、処方と薬剤師による調剤、鑑査を分離し、それぞれが独立した専門的立場から関与することで医療の安全性を確保するいわゆる医薬分業の考え方を基礎とするものでございます。
この枠組みは、薬剤師が医師から独立した立場で処方内容を確認し、適正な薬物療法を担保する観点から重要な意義を有しており、こうした観点を踏まえれば、薬剤師の独立性を損なう制度改正には慎重であるべきであると考えております。
他方で、薬剤師の役割の充実は重要であり、健康増進薬局の推進、スイッチOTCを含むOTC医薬品の活用、地…
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木村義雄(自民)
ちょっと脱線していて、何か少しずれちゃったんで。
これまで議論していたとおり、六年制で薬剤師の能力は確実に引き上げられているんですね。しかし、制度が追い付いていない。この点は将来見据えて考える必要があると思うんですが、今はまだ医師偏在の問題という形で議論されているんですが、将来的には、人口構造の変化の中で医師不足の地域が残る一方で、薬剤師は相対的に余剰になる時期が来るという推計もあって、その辺をお話をさせていただいたんですが、今の答弁では、健康増進支援、OTCの活用、セルフメディケーションの推進と薬剤師の役割を広げていく方向性は示されているわけなんです…
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12松松浦重和文部科学省大臣官房審議官
お答えいたします。
薬学教育を通じまして、科学的探求力とともに、薬物治療の実践力を兼ね備えた薬の専門家としての薬剤師を養成し、常に高度化、多様化する医療に対応していくという課題に対応することは極めて重要であります。
そのため、文部科学省といたしましては、特に臨床教育の充実に向けて、これまでも薬学教育モデル・コア・カリキュラムにおいて、薬局及び病院、それぞれ十一週間、計二十二週間の実務実習の実施を盛り込み、薬物治療やセルフメディケーションに係る実務経験を積む機会の整備等に取り組んできたところであります。
さらに、二十二週の実務実習に加えまして、患者の…
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