黒田秀郎厚生労働省老健局長

2026年6月9日・第221回国会 参議院 厚生労働委員会 第11号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 227 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 244 発言)

お答え申し上げます。

介護現場での受入れの状況についてのお尋ねでございます。

まず、訪問看護の事業所、こうした事業所での受入れも想定をされているわけですが、訪問看護事業所で実施をされている医療処置のうちインスリン注射を含む注射の実施は、政府統計の介護サービス施設・事業所調査によりますと、一月当たり約一万六千件でございまして、訪問看護における医療処置の実施件数は増加をしております。

また、看護小規模多機能型居宅介護の利用者につきましては、令和七年度の老人保健健康増進等事業におきまして、利用者に提供したケアとして、インスリン注射が九・四%、簡易血糖測定が八・二%といった実施状況を把握してございます。

また、先ほど大臣から御答弁申し上げましたが、訪問介護事業所における医療的ケアに関するサービス提供の実態につきましては、令和六年度の老人保健健康増進等事業におきまして、医療的ケアの必要性がある利用者数、事業所における医療ニーズへの対応に関する意識等について調査を行っております。この調査結果の中では、インスリン注射を実施している状態の利用者数について、約七割の事業所でゼロ人、約三割の事業所で一人から五人未満との回答がございました。

また、事業所における医療ニーズの対応につきましては、先ほど委員からも御紹介いただきましたが、約半数の事業所から、責任の重さや判断の難しさ、業務量負担の増加などから医療ニーズに対応することは難しい、約三割の事業所が研修や訓練を受け利用者が必要としている医療ニーズに対応したいとの回答が得られたところでございます。

こうした実態を踏まえつつ、御指摘の在宅で療養する高齢糖尿病患者のインスリン注射や血糖管理のニーズ、家族の負担感等の実態把握につきましては、その手法も含めまして検討が必要だと考えております。

前後のやりとり

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