大坪寛子厚生労働省健康・生活衛生局長

2026年6月9日・第221回国会 参議院 厚生労働委員会 第11号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 115 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 244 発言)

先生から御指摘をいただきまして、この尾道方式、論文になっておりましたので読ませていただきました。

この方法論としましては、ハイリスク者に関して血液検査などを積極的に行った上で、その予後などを比較したものだというふうに承知をしております。いわゆる観察研究だというふうに承知をしております。これは、同じ方式を導入した方たち十年間でなさっていて、前期と後期で二群に分けて、この方式を通じたことで発見時の膵がんのステージ、また五年生存率を比較したものだというふうに承知をしております。

考察を拝見しますと、まず、このステージにつきましては、十年間のうち後半でなさったものについては、一期以下で発見された割合が二二・一%、また始めた当初、前期は一三・九%ということで、後期の方がステージアーリーのものが多くありましたということ、また、五年生存率につきましても、後期で二〇・七%、前期で一四・九%と比較して有意に延長されていたと報告がなされていると承知をしております。

ただ、この先生方の報告、考察にもありますように、これで様々バイアスが排除されませんので、生存率の改善については慎重に解釈する必要があるというふうに結んでいらっしゃいました。これの研究といたしましては、一定の評価、観察研究としての評価はあろうと思いますが、要すれば、この集団、同じ集団の中での時期を比較した二群間でありまして、実施していない群とした群ということでツーアームで比較しているものではございませんので、死亡率減少効果を直ちに比較した研究ではないのであろうというふうに認識をしております。

国といたしましては、地方財政措置を講ずる観点からやはり一定の科学的根拠というものは必要であろうと考えておりますので、死亡率減少効果が確認された検診方法、こういったものを追求してまいりたいと思っております。

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