安藤道人立教大学経済学部経済学科教授

2026年5月19日・第221回国会 参議院 厚生労働委員会 第6号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 10 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 91 発言)

どうもありがとうございます。

医療、マクロ経済、マクロ医療、財政の話だと思うんですけれども、ナラティブでおっしゃっていることは全てそのとおりだと思います。一方で、我々が考えなければいけないのは、それを全てちゃんと数字に落とし込む、そしてそれを理解することが重要だと私は考えています。

私の資料の場合に、例えば十二ページですね、図十にあるように、確かに医療の高度化で高額レセプトも増えているんです。ただし、じゃ、高額レセプトが増えてそのことのインパクトがどのぐらいかということを計算すると、高額療養費全体あるいは医療財政全体の中ではまだそこまでの規模じゃないわけなので、もちろんいろんなところで調整はしなきゃいけないけれども、それと今回の話というのが一対一でやっぱり結び付くわけではないと。それはやっぱり数字レベルできちんと積み上げて考えていくとそういう話は言えると思っております。

あと、診療報酬改定等の話ですけれども、これもちょっと今回の話よりも少し一般論みたいな話になりますけれども、やはり皆さん、物価がずっと上がっているということがどういうことなのかというのは、やっぱり三十年間体験していないので、慣れていないというところがあるとは思うんですけれども、やっぱりGDPというものもどんどん上がっているわけですよね。なので、その物価が上がるということに関して、やっぱりその経済の規模が大きくなると、名目値でも数字が大きくなるということも割り引いて考える必要はあると思っています。もちろん、それで収まる問題と、資材高騰とかそれとはまたちょっと違うところの問題もありますけれども、やはりその名目値だけで考えるというところから、GDPとの関係の中で経済全体、財政全体を考えるという発想が重要かなと考えます。

これぐらいでいいでしょうか。

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