間隆一郎厚生労働省保険局長

2026年5月14日・第221回国会 参議院 厚生労働委員会 第5号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 250 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 343 発言)

お答えいたします。

特に加算についての御質問だと思いますが、この在り方については、今後、保険料への影響や、分娩取扱施設の経営実態等も踏まえつつ、関係者の御意見を丁寧にお伺いしながら施行までに検討していくことになりますが、現時点で想定しているのは、機能、役割に着目した加算としては、例えば手厚い人員を配置している施設、あるいはハイリスク分娩を積極的に受け入れるなど地域の周産期医療提供体制において重要な役割を果たしている施設などを評価することが考えられるところでございます。

その上で、地域ごとにということでいくと、様々あるわけですが、今委員がおっしゃいましたように、都市部は一定の出生数がある一方で物価が高いと、地方は物価は安いかもしれないけれども人数は減少していると、残念ながらそういうような状況にあると思いますので、そういったことをよく踏まえて、その意味では、やはり基本単価をどう設定するのかというのが大事だというふうに思っています。

その上で、仮に都市部のみが算定できるような加算制度を設けた場合には何が起きるかというと、心配しているかといいますと、地方から都市への医療資源の流出が加速して、地方における周産期医療提供体制の確保に支障を来すおそれがあるのではないか、また、分娩に当たって診療報酬と併せて請求している事例が相当程度ある、つまり保険診療の併用のケースが相当程度ありますので、それで診療報酬については基本的に全国一律で設定されている点にも留意する必要があると考えております。

いずれにしましても、先ほど大臣から御答弁申し上げましたように、この地域が抱える周産期医療提供体制の課題への対応としては、医療保険制度はもとより予算措置などを通じて総合的に支援していくことが必要だと考えておりますので、妊産婦の方々が安心して安全に出産できる環境を整えるため、自治体と連携しながら地域の周産期医療提供体制を確保したいというふうに思っております。

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