塩入清香 (参政党)

2026年6月8日・第221回国会 参議院 決算委員会 第7号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 162 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 206 発言)

御丁寧にお答えいただき、ありがとうございます。

私は、サッチャーを目指してほしくないんですね。というのは、サッチャーさん、外交ではタカ派で、非常に保守的なお考えをお持ちの方でしたけど、国内経済はぼろぼろにしましたから、緊縮財政やったんですね。なので、そうじゃなくて、今、日本に本当に必要なことをただやってほしいだけなんです。それは、プライマリーバランスの黒字化じゃないんですよ。すなわち、国民の所得を増やすことなんです。その結果、国際社会は、日本は経済成長する国なんだというふうに認識しますから、そのとき初めて市場の信認というのは得られると思いますので、まずどこに焦点を当てるかというところを見直していただきたいと思います。

そして、ここからちょっと率直に申し上げますけれども、政府が本当に恐れているのは、海外の市場じゃなくて、国内の緊縮論じゃないかと思います。今回の補正予算についても、衆参共に、特例国債で編成されたことに対して激しい批判がございました。一部野党、マスメディア、財務省内部の空気です。国債発行が悪である、赤字国債は将来のツケである、財政出動は無責任であるという固定観念の結果、この三十年にわたって日本は凋落してきました。今、国民を豊かにしてほしいと国民が訴えている中で、しっかりと、財務省に褒められる政治じゃなくて、国民に褒められる政治をしていただきたい、そして国民を信じていただきたい、そういうふうに豊かにしていただいたらしっかり付いてまいります。

済みません、時間があっという間に来てしまいましたので、次の質問に行きたいと思います。

私は、元々シンガーでして、人生の大半を日本の凋落とともに三十年間歩んでまいりました。その中でいろんな、リーマン・ショック、東日本大震災、コロナ、ロシア・ウクライナ戦争、今回の中東情勢と、経済が落ち込んでいけば音楽もアートも全て守れないと、食べていくことすらできない中、国民の心はどんどん渇いていくという現状を何としてでも食い止めたいという思いで、昨年、参院選で立候補させていただきました。

コロナ禍のドイツでは、メルケル政権下で、文化芸術を単なる娯楽や余暇ではなく、社会を支える重要な基盤として位置付ける姿勢が示されました。当時の文化・メディア担当国務大臣モニカ・グリュッタース氏は、芸術には特別な地位があると述べ、文化芸術は危機の時代にこそ人間性と社会の結束を支えるものだと強調されました。そして、実際にドイツ政府は、フリーランス芸術家への直接給付、劇場、ライブハウス支援、文化施設救済機関、それから小規模芸術団体の補助、迅速な固定費支援など、六千億規模の文化救済策を実施しました。

日本は、一応、文化芸術への緊急総合支援パッケージございました。コロナ禍を乗り越えるための文化芸術充実支援事業など、二次補正、三次補正と、令和二年度で約千十五億円規模でした。でも、この中には、スポーツとか施設感染対策、そういったものも含まれているわけで、全てが個々の芸術家への直接給付だったわけではございません。ということで、私も多くの同僚が廃業に追い込まれていくさまを見てまいりました。

そこで、文科大臣に伺いたいと思います。政府は、文化芸術をどのような価値として、失礼しました、文部科学大臣政務官に伺います。政府は、文化芸術をどのような価値として位置付けていらっしゃるのでしょうか。

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