大森恵子環境省水・大気環境局長

2026年5月13日・第221回国会 参議院 決算委員会 第2号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 149 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 262 発言)

お答えいたします。

環境省では、農薬取締法に基づきまして、農薬による環境中の動植物の影響を科学的に評価し、基準値を策定しております。

ニホンミツバチ等の野生のハナバチ類に対する影響についても、研究データが充実しているセイヨウミツバチの試験データに基づき、農薬の使用方法も考慮して基準値を設定しております。また、国内で販売されている全ての農薬は、基準値を超えないよう使用方法が規制されているところでございます。

令和三年度からは、過去に基準値を策定した農薬について最新の科学的知見に基づく再評価を開始しておりまして、ネオニコチノイド系の農薬についても順次再評価を進めているところでございます。

野生のニホンミツバチの個体数の変化につきましては、営巣場所が目視しにくい場所に多く、発見確率が低いため、広域において長期間同じ方法での観測が困難であることから、個体数の調査が難しく、経年変化を把握できるような調査データはないところでございます。

ただ、河川敷等における植生管理がニホンミツバチ等に著しい被害を及ぼしているという情報は承知しておりませんが、農薬の影響評価に当たって重要となる野生ハナバチ類の環境中での農薬の暴露量を把握するためのモニタリング方法の検討など、必要な調査研究は進めてまいりたいと考えています。

また、化学農薬の使用量の低減を含め、持続可能な環境保全型の農林水産業の拡大について、生物多様性国家戦略においても行動目標の一つとして位置付けておりまして、今後、関係省庁とも連携しながら、農薬の安全かつ適正な使用の確保に努めてまいりたいと考えております。

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