赤澤亮正 (自由民主党)経済産業大臣・内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構)

2026年6月11日・第221回国会 参議院 経済産業委員会 第10号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 60 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 295 発言)

そこは大変難しい問題だと思います。やっぱり国民性からいっても、特に医療の関係とかいうと、日本国民は求める水準がすごく高いと思います。安全性についても、非常にやっぱり医療事故とかにもうるさいですし、新幹線の例でも、三百キロの新幹線が三分ヘッドでなんということはもう世界で事実上再現できる国はない、日本だけということだと思うんです。

そういう意味で、本当に職人気質で、現場の方たちも総力を挙げて、力を合わせて、ほかの国で再現できないようなことを再現してみせるんですが、ただ問題は、多くの国ではそこまでの安全を求めない、国民性と言っていいのか、そこはあれですけど。ということで、日本のハイスペックまで行かなくて、もっと安いものがあればそっちを買うよというのは、もう本当に共通の問題だと思うんです。

そういうときに、やっぱりやれることというのは、例えば、かつて造船でもそうでしたし、今米国は航空でやっているんですけど、国際的に求められる基準というのを、分かりやすく言ってしまうと、日本や米国の技術でないと満たせないようなものにセットをしてしまって、それを国際基準にしてしまって、とにかく高い技術、追求して到達した技術水準が実際、事業化、産業化されて、しっかりそれが開発にあれしたお金とか、今後、再投資するためのお金を稼げるようなエコシステムというか、そういうものを作り上げていくということは一つの方向性だと思います。

また一方で、標準化とかいうのも同様に使えるところがあって、JIS基準とかああいうものを定めると、みんなが安心してそこを目掛けて、それを満たせばいいんだと思って、それを満たすものが市場に多く出回ってくるとか、だからやっぱりそういう意味で、何ですかね、総合力ということだと思いますけど、やっぱり日本と付き合っていくうちに外国の国民も安全性についての意識が高まって、どこの国でも今までよりも安全なものしか受け入れないとかいうのは、これ自分の健康とか家族の健康とかに関われば必ずそうなってくると思うので、いろんな啓発もしながら、今申し上げたようなビジネスモデルができるといいんですけれども、なかなかそこに行き着くまでの間にすぐに商品がコモディティー化して、お隣の国とかにすぐまねされて、例えばルンバとかも、それ以外の国で作られたものが、結局は今お隣の国がもう安く大量に出してということになってしまうので、守れる部分は知財とかで守りながら、できる限りしっかり持っている技術がビジネスにつながるようなやり方をしていきたいというふうに考えております。

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