中尾豊環境省大臣官房地域脱炭素推進審議官/環境省環境再生・資源循環局太陽光パネルリサイクル制度グループ長

2026年5月28日・第221回国会 参議院 環境委員会 第10号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 71 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 176 発言)

お答え申し上げます。

現時点で処理費用について具体的な数値目標をお示しすることは困難でございますけれども、削減余地は大きいものと考えているところでございます。

先ほども御答弁させていただきましたけれども、技術開発重要でございまして、NEDOにおきまして、一定の稼働率などの仮定の下、既に分離処理コストが一キロワット当たり三千円以下となる技術開発を完了し、さらに、二〇二九年度までに一キロワット当たり二千円以下となる技術開発を進めているところでございます。

また、本法律案では、リサイクル事業者に対して事業計画の認定制度を設けて、できるだけ費用の掛からないリサイクルを後押しするとともに、多量に廃棄する事業者に対して、経済合理性も踏まえたリサイクルの実施に向けた取組を義務付けることによりまして、リサイクルされる量を増やし、施設の稼働率の向上を図ることとしてございます。

次に、処理体制につきましてでございますが、現状、全国に八十七件の専用リサイクル施設がございまして、今後、処理能力を段階的に増強するとともに、効率的な収集運搬体制の構築も重要でございます。

現在、幾つかの地域では、行政や発電事業者、収集運搬事業者、リサイクル事業者、さらには再生材の需要先であるガラスメーカーなどによりますコンソーシアムなどが設けられてございまして、費用効率的なリサイクルの実施に向けた実務的な検討が始まっているところでございます。その中で、どの地域に処理施設、中継点となる積替え保管施設を立地するのがよいかといったことについても検討が行われているところでございます。

環境省といたしましては、関係する事業者ともよく意見交換を行いまして、太陽光パネルが排出される時期や量、地域についての見通しについて、できるだけ精度を高めながら、リサイクル目標や処理体制の整備促進策を含めた本法律案の基本方針を策定するとともに、収集運搬、保管、リサイクル、ガラスの再生利用の各段階で必要な支援を行いまして、二〇三〇年代後半以降に想定される大量廃棄時までに費用を低減するとともに、全国的な処理体制の構築を着実に進めてまいりたいと考えております。

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