杉山大志キヤノングローバル戦略研究所研究主幹

2026年5月26日・第221回国会 参議院 環境委員会 第9号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 70 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 108 発言)

まず、トランプ大統領だけではないということで、アメリカ共和党全体が極端な脱炭素というものには反対、安全保障や経済の方が重要というふうに考えているということが一つと、あと、先ほど申し上げましたけれども、中国もアメリカも、中国は石炭火力で、アメリカはガス火力で安い電気をつくって、それでAIの競争に勝つというのが、これがもう最優先のことになっていますと。ロシアもインドも、どこの国も今はエネルギー安全保障ですね、エネルギー安定供給、それから経済性、こちらの方が優先になってきていて。

で、パリ協定というと、今やもう完全に行き詰まっていて、毎年やっていることは同じで、先進国側はできもしない約束を二つしてしまったんですね。二〇五〇年にCO2をゼロにする、それからもう一つは、途上国に莫大な資金の移転を行うと。これどちらもやる予定がなくて、それを途上国側は糾弾するだけで事が済んでしまうので、完全に行き詰まっておりますと。

私は、そういうわけで、パリ協定の流れというのはもうこれからはなくなっていって、エネルギーの安全保障、安定供給、それからAIのための電力供給の経済性と、こういったことをめぐってこれからのエネルギーと炭素の話というのは流れていくんだというふうに理解しています。

前後のやりとり

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