村上明子独立行政法人情報処理推進機構AIセーフティ・インスティテュート所長

2026年5月14日・第221回国会 衆議院 地域活性化・こども政策・デジタル社会形成に関する特別委員会 第7号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 59 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 107 発言)

お答えいたします。

安全保障については非常に難しい問題ではございますけれども、先ほどもお話ございましたように、技術によってここはかなり解決できることはあるのではないかというふうに考えております。

また、リスクがあるからといって使わない、これが私としては最大のリスクだと思っておりまして、諸外国はきちんとこういった技術を用いたリスクを回避しながらデータの活用を進めている中、リスクのところを取り上げてしまって、データを使わないということが安全保障以上のリスクになるのではないかというふうに考えています。

また、技術というふうに簡単に申し上げますけれども、技術そのものではなくて、これをどう運用していくかというところも非常に重要でございます。例えばアクセスログが取れるという技術があったときに、そのアクセスログをどのような形で監視していくのか、そしてそれをどのような形で管理監督していくのかというところ、この運用も含めた全体的な議論というのが必要なのではないかなというふうに思います。

最後になりますけれども、今まではかなり日本のデータというのは、個人情報に関しては利用というのは難しいものがございました。私は素人ではございますけれども、医療情報に関して、例えば、日本の国民のデータというのが使われないということであれば、もしかしたら、日本固有の民族に対する病気というものの解明が遅れる可能性もあるのではないかというふうに考えています。

ですので、この安全保障のところとそれからデータの利活用のバランスというのは非常に重要な問題でございますが、しっかり活用していくことで国民の利益につなげていくということが重要なのではと思っております。

私からは以上でございます。

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