村上明子独立行政法人情報処理推進機構AIセーフティ・インスティテュート所長

2026年5月14日・第221回国会 衆議院 地域活性化・こども政策・デジタル社会形成に関する特別委員会 第7号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 45 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 107 発言)

お答えいたします。

私も個人情報保護法の懇談会の委員をしておりますけれども、この懇談会でも、この三年ごとの見直しというのは非常に重く受け止めております。

一つに、まず、御指摘ございましたように、AIを含めました技術というのは大変急速に進化をしております。この法律がその進化にきちんと対応できるように、専門家を含めた委員によって、しっかり法律で何を規定するべきなのか、あるいは、技術的にどういう動向があって、どういった要項を盛り込めばいいのかというのをしっかり議論していくこと、これがまず一つ目に大事なことではないかというふうに思います。

二つ目でございますけれども、二つ目は国際的な連携でございます。やはり、AIを含めましたビジネスというのは国境がございませんので、そういったところ、例えば、日本だけが理不尽な何か規制をするであるとか、あるいは、他国がリスクをきちんと鑑みて規制をしているのに日本はしないということがあってはいけませんので、他国がどういった動向でそういった規制をしているのか、あるいは規制をしていないのかといったところ、あるいはどういった技術を活用しているのかということ、これをしっかりと情報として仕入れ、しっかりそこを盛り込んでいくということが重要なのではないかというふうに思います。

三個目でございますけれども、やはり一番大事なのは、国民の生活の安全というところでございます。こういったところの安全性への配慮というところ、私はよく外部の講演で安心と安全という言葉を使わせていただいております。安全というのは、リスクをゼロにすることはできない、あるいはリスクベースで考えないと世の中の進化についていけないというところは私の意見陳述で申し上げましたけれども、このリスクをゼロにできないというところ、これが国民の皆様にとって非常に不安になってしまいますと、行動の制約にもつながりますし、また安心した生活が送れないということもございます。

ですので、こういった安全性の対応ということをしっかりと国民の皆様にお示しすることによって、皆様が個人情報を提供しつつも安全、安心に生活できる、それが大事だと思っておりますので、その観点もこの見直しに関して盛り込んでいくということが重要なのではないかというふうに思っております。

私からは以上でございます。

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