遠藤典子早稲田大学研究院教授

2026年3月10日・第221回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第1号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 136 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 188 発言)

御質問ありがとうございます。

まさしく、経済産業省の原子力小委員会の下に革新炉ワーキンググループというものがございまして、そこの中でロードマップを検討をしているところでございます。

先生がおっしゃられたような、SMRであるとか、これは軽水炉のSMRだったりとか、高温ガス炉であるとか、そういうものは日本の得意な技術も関わってきておりますので、どうしてもやっていかなくちゃいけない技術だというふうに考えています。

なぜそうなのかというところで、まず一つ申し上げますと、SMR、Sはスモールなんですが、Mがモジュラーなんですね。モジュラーというのは標準化ということですので、標準化の大量生産を前提としたデザインがされているということです。そうすると、今までテレビだったりそういったものがどんどんプラモデル化していったように、原子炉の生産も、もしかするとモジュラーとしてプラモデル的に造られる時代が来るかもしれない。そこにアメリカを中心としていろいろな国が力を注いでいるわけです。

なぜそうなのかというと、別に、データセンターの中に、隣にSMRを置いたりとか、もっと言えば、今、月に、月面にデータセンターを置く、原子炉を置くという計画もある。もっと言えば、船の中に小さいものを積む。これは、日本の造船業界も連合して、イギリスのコアパワーというところに出資をしています。そういったような新しい動力源として使えるかもしれないという可能性もある。そういった原子力利用の広がりの中でSMRが出てきているということを理解をしておかなくてはならないんだと思っています。

この間ロサンゼルスの方に行きましたら、スペースXの方々がベンチャーとしてつくっている原子炉のメーカーがありまして、それは一メガです。災害用に出荷をする。来年、再来年にはもう出荷ができる、商用化の段階に入ってきています。そういった新たな営みの中に日本が遅れるわけにはいかない。もちろん核融合も大事なんですが、その手前の革新炉の原子力において、原子力の技術を維持していくということが、日本の中に唯一の産業として整っている原子力産業を維持していくことが重要だということを改めて申し上げたいというふうに思っております。

以上です。

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