質問ありがとうございます。
国民会議に期待することということでありますが、先ほどの模擬審議会は一つの例としてお話をしましたけれども、恐らく、政治家の方に対してお話をしたりとか、あるいは一般の市民の方に話したりとか、学生に対して話をするときにでも、皆さん漠然と何となくは、社会保障は身近で、生まれてから死ぬまでの間何らかの形で関わるので、スポット的に自分のこととして語れると思うんですね。だけれども、日本全体の社会保障の在り方について、多分、皆さん何となく分かっていても、考えたくない、あるいは考えられないというようなことが多いと思います。
実際、例えば何か事件が起きると、すごく局所的に大きい事件に目が集まります。それはそれで確かに重要なことなんですけれども、それを解決をしている間にじわじわと進んでいる構造的な変化に対する対応ができない。そうなると、目の前の問題に対応している間に、更に構造的な問題は深くなっていく、非常に深刻になっていくという中で、もう最終的にどうすればいいか分からないという状態になっている。
制度そのものは、実は世界に冠たる国民皆保険とも言われてきましたし、非常に精緻、洗練された制度であったと思います。ただ、この構造変化になかなか変えられないうちに、環境が大きく変わってしまって、このままではせっかくいいものだったものが、そのそもそもが、前提が崩れるというところに、多分皆さん行っていない。
だから、今までと同じように空気のようにあるのが当たり前と思っているものが、ある日突然、あることがないかもしれないという意識を共有したところで、どういう給付の在り方がいいのかというのを、改めて、それこそ、高度経済成長期に国民皆保険ができたときの議会の皆さんたちの議論というのは、恐らく非常に白熱したものだったと思うんです、新しい社会経済にどうやって合わせていくかと。
先ほどから、皆様から海外の情勢の話とかがありますけれども、本当にこれまでと全く違う令和のこれからの時代にどうしていくのかというのを、政治家の、政党の利害とも全く関係のないところで、本当にゼロベースで考えていかないと。
私は、三十年以上、社会保障であるとか医療保険とかの研究をしていますけれども、一向に変わっていない印象を、三十年前に書いたペーパーが今でもまだ使えるんじゃないかなというような本当に残念な、なので、こういうところまで出てきてお話をさせていただくのは、さすがにそれでは、本当に団塊世代の方たちが今現在七十五歳を超え、そして、二番目に人口構成の多い団塊ジュニアの層が、そろそろ、あと十数年もすれば高齢者、定年になります。そのときにこのままで本当にいいのかというところを、今、目先の負担が多いとか給付が抑制されるとか、そういうことではない、もっと大きい、哲学的なところもあるかもしれませんけれども、そこも含めて皆さんで議論する機会、そしてそれを政治家の方が、政治家の方々こそが、国民に正直に、今どうなっているのかというのを伝えていただけるような機会になるといいのではないかなということ。
あともう一つは、見える化です。デジタル化も進んでいますけれども、なかなか社会保障の問題、データもそうですけれども、複雑過ぎて分かりにくいというところがありますので、是非、状況をもう少し見える化できるようにして、国民の方たちとも対話をしながら、そして、皆さん自身のこれからの未来のためにも、済みません、繰り返しますけれども、検討していただければと思います。
以上です。
56長長友慎治(国民)
高橋先生、先ほど、具体的に言うと石炭と原子力というお話がありました。そこの部分をもう少し詳しく、先生の考えを伺ってもよろしいですか。
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57高高橋洋一嘉悦大学大学院教授
エネルギーの日本の電源構成を見ますと、石炭が二〇ちょっと、原子力が今は七ぐらいかな、それと、あと、石油が九ぐらいですからね。LNGは大きいです、三三ぐらいですけれども、大きいんですけれどもね。
そうすると、今まで石炭について言うと、CO2を出すからという話で結構抑制的に、それはエネルギーの基本計画についてもかなり抑制的なスタンスだったと思いますけれども、こういうときには背に腹は代えられないと正直言って思います。それで、日本の石炭火力の技術で見ると、出すCO2なんて本当に微々たるものですからね。そういうのをちょっと止めて、それで、そこは石炭火力で対応する…
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58長長友慎治(国民)
ありがとうございます。参考にさせていただきたいと思います。
それでは、堀先生に、社会保障について伺いたいと思います。
公述の中で、給付と負担のバランスというお話をいただきました。日本は、マクロレベルで見ると、国際的に見ても給付に対して負担が低い国であるという事実と、給付先行型の負担、中福祉・低負担になっていると。もう一つ、今度はミクロレベルで見ると、受益感が乏しくて、国民が当事者として、給付と負担の在り方に向き合うような機運になっていないということを述べていただきましたけれども、この給付の在り方、まさに今問われて国民会議で話をしていくわけですが、国民…
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- (上の発言)
59堀堀真奈美東海大学健康学部健康マネジメント学科教授
質問ありがとうございます。
国民会議に期待することということでありますが、先ほどの模擬審議会は一つの例としてお話をしましたけれども、恐らく、政治家の方に対してお話をしたりとか、あるいは一般の市民の方に話したりとか、学生に対して話をするときにでも、皆さん漠然と何となくは、社会保障は身近で、生まれてから死ぬまでの間何らかの形で関わるので、スポット的に自分のこととして語れると思うんですね。だけれども、日本全体の社会保障の在り方について、多分、皆さん何となく分かっていても、考えたくない、あるいは考えられないというようなことが多いと思います。
実際、例えば何か事件が起きると、すごく局所的に大きい事件に目が集まります。それはそれで確かに重要なことなんですけれども、それを解決をしている間にじわじわと進んでいる構造的な変化に対する対応ができない。そうなると、目の前の問題に対応している間に、更に構造的な問題は深くなっていく、非常に深刻になっていくという中で、もう最終的にどうすればいいか分からないという状態になっている。
制度そのものは、実は世界に冠たる国民皆保険とも言われてきましたし、非常に精緻、洗練された制度であったと思います。ただ、この構造変化になかなか変えられないうちに、環境が大きく変わってしまって、このままではせっかくいいものだったものが、そのそもそもが、前提が崩れるというところに、多分皆さん行っていない。
だから、今までと同じように空気のようにあるのが当たり前と思っているものが、ある日突然、あることがないかもしれないという意識を共有したところで、どういう給付の在り方がいいのかというのを、改めて、それこそ、高度経済成長期に国民皆保険ができたときの議会の皆さんたちの議論というのは、恐らく非常に白熱したものだったと思うんです、新しい社会経済にどうやって合わせていくかと。
先ほどから、皆様から海外の情勢の話とかがありますけれども、本当にこれまでと全く違う令和のこれからの時代にどうしていくのかというのを、政治家の、政党の利害とも全く関係のないところで、本当にゼロベースで考えていかないと。
私は、三十年以上、社会保障であるとか医療保険とかの研究をしていますけれども、一向に変わっていない印象を、三十年前に書いたペーパーが今でもまだ使えるんじゃないかなというような本当に残念な、なので、こういうところまで出てきてお話をさせていただくのは、さすがにそれでは、本当に団塊世代の方たちが今現在七十五歳を超え、そして、二番目に人口構成の多い団塊ジュニアの層が、そろそろ、あと十数年もすれば高齢者、定年になります。そのときにこのままで本当にいいのかというところを、今、目先の負担が多いとか給付が抑制されるとか、そういうことではない、もっと大きい、哲学的なところもあるかもしれませんけれども、そこも含めて皆さんで議論する機会、そしてそれを政治家の方が、政治家の方々こそが、国民に正直に、今どうなっているのかというのを伝えていただけるような機会になるといいのではないかなということ。
あともう一つは、見える化です。デジタル化も進んでいますけれども、なかなか社会保障の問題、データもそうですけれども、複雑過ぎて分かりにくいというところがありますので、是非、状況をもう少し見える化できるようにして、国民の方たちとも対話をしながら、そして、皆さん自身のこれからの未来のためにも、済みません、繰り返しますけれども、検討していただければと思います。
以上です。
60長長友慎治(国民)
ありがとうございます。
社会保障について考えるときに、今、財源の論点というのが非常に難しくなっているんですが、最後に、堀先生の考える、財源の確保についての何かしらのお考えをお聞かせいただければと思います。
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61堀堀真奈美東海大学健康学部健康マネジメント学科教授
財源の確保というときに、今回限りの短期的な話なのか、長期的な話は全く違うと思うんですね。
要は、構造的な改革、変えていくとなるならば、それこそ消費税というのは、私自身は非常に重要な財源確保の手段であると思います。もちろん、今、国民会議で議論される給付つき税額控除も非常に重要なものだと思いますが。
要は、何を言いたいかというと、何が駄目、何がいいということではなくて、これまで過去に議論されてきたことも踏まえて、本当に何が公平な負担なのかというのを、若い世代の人たちもそうですし、高齢の方たちもそうですし、いろいろな方たちを踏まえて、全ての可能性を否定せず…
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62長長友慎治(国民)
重要な御示唆をいただきました。
ありがとうございました。
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