有田芳生 (中道改革連合)

2026年6月17日・第221回国会 衆議院 法務委員会 第21号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 9 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 180 発言)

おはようございます。有田芳生です。

今日は、何とも不可解な、あるいは不条理な、原因は分かるんだけれども、なぜそういうことが今この日本で起きているのか分からないという問題についてお聞きをしたいというふうに思います。

二〇二二年の七月八日に、奈良市の西大寺駅前で、安倍晋三元総理が銃撃で撃たれました。そして、お亡くなりになりましたけれども、その実行犯である山上徹也被告は、裁判の中で無期懲役が下されました。控訴をしておりますから、これから先、大阪高裁で審理はいずれ始まります。

今日の問題との関わりでいうと、山上被告はいわゆる宗教二世なんですよね。お母様が一九九一年に統一教会に入信をして、そして家庭が崩壊するという経過をたどって、そのことが事件にどう影響していたのかということが裁判の中でもるる議論になりました。

二〇二二年以降、皆さんも御承知のように、宗教二世、あるいは統一教会の信者の息子さん、娘さん。これは、一九八〇年代から九〇年代にかけては、いわゆる霊感商法が社会問題になりました。それで、一九九二年には桜田淳子さんたちが合同結婚式に参加をすることで、大きな報道がなされました。しかし、その問題について取り組んできた私たちも目に入っていなかったことが、二〇二二年以降明らかになってきたのが、いわゆる宗教二世あるいは信者二世の皆さんの抱える深刻な問題だった。野党ヒアリングでも二世の方々に来ていただきましたけれども、端的に言って、家庭で高額献金をしなければならない、あるいは、教義からいって恋愛を認められない。非常に人権問題としても、社会問題として広く報道はされました。

そのことは法務委員会の皆さんもどこかに御記憶はあると思うんですけれども、もう一つ忘れてはならない原点として、一九九五年三月二十日の地下鉄サリン事件、それをきっかけにしたオウム真理教の諸問題というのが大きく報道されました。今、あれからもう三十一年たったので、報道機関の皆さん、若い記者の皆さんは記憶にない方もいらっしゃるし、そういう意味では、法務委員会に所属する若い世代の方々にはほぼ記憶のない方もいらっしゃるでしょうけれども、大臣あるいは委員長の世代にすれば、ああ、あの事件かという記憶はあるんですけれども、そこでもやはりオウム真理教の子供たちが問題になったんですよね。

三月二十二日に強制捜査が行われて、教団の中にいる、当時一番若いというのか、ゼロ歳から、子供たちが五十三人、山梨県の児童相談所に連れていかれて、その映像というのは記憶にある方もいらっしゃると思うんですけれども、あれから三十一年たって、その子供たちがこの社会でどのように生きてきたのか、どんな苦悩を抱えていたのかということはほとんど知られていない。これは、NHKの「クローズアップ現代」で放送がされまして、「オウム真理教の子どもたち 知られざる三十年」ということで、宗教二世問題の原点として、書籍にもなりました。

だから、そういう意味ではまだ記憶にある方もいらっしゃると思うんですが、今日お聞きするのは、そういう問題とは離れて、例えば、麻原彰晃、死刑執行されましたけれども、彼の子供さんたち、妻が一人、そして、子供さんが六人いたんだけれども、その方々も今この日本社会で私たちと同じように暮らしているんだけれども、その子供さんたちが、オウム真理教とは今や全く関係ない、例えば、今日問題にする麻原彰晃の三女の方なんかは、当時十二歳なんですよ、今はもう四十歳過ぎましたけれども、その方が、例えば、韓国に渡航できないという問題があるんですよ。そして、さらには、金融機関で通帳を作ることができないという問題がある。これは一体何だろうか、問題じゃないかという関心で、今日の質問をさせていただきたいというふうに思っております。

まず、入管庁にお聞きをしたいんですけれども、パスポートを持っていて、例えば、韓国に行くためにチケットを購入をして、成田に行く。そのときに、その窓口でストップさせられる。これは入管庁の問題ではないんだけれども、航空会社の問題ですので、後で詳しくお示しいたしますけれども、パスポートを持って空港に行って、韓国でなくても、アメリカでもスペインでもどこでもいいんだけれども、海外渡航をしようとする人がイミグレーションでストップがかかる、出国できないケースというのはどういう理由からなんでしょうか。教えてください。

前後のやりとり

5の発言を見る

13の発言を見る