しかしながら、庁内で共有するだけで防げなかったから、これだけのことがあるんじゃないでしょうか。過去から、今日もたくさんいろいろ委員の方からも質問がありましたけれども、庁内だけでそれを共有をして、キャラバンを幾らやろうが、同じようなことが起こるわけじゃないですか。なので、そこについて言ったならば、新たな仕組みが必要だと思うんです。
しかも、多分、冤罪事件に関して、その原因、なぜなったのかとかいうことも全然統計を取っていないんですよね。例えば、この事件に対しては、ここで例えば証拠の開示が遅れたから、いろいろな理由があるわけじゃないですか、冤罪が生まれた理由は。だけれども、その一件一件で、はい、これで、庁内で何でそうなったのかというのをやっただけで、そして、その当事者、検察官なりその原因をつくった方は処罰もされないという形で見過ごされていく。だからこそ、組織防衛のためだけのやったふりのそうした検証ではまたそれは起こってくるということ、本当にそこはしっかりこの法改正と伴って変えていただかなければいけないと思っています。
最後に、今日、狭山事件の石川さん、早智子さんが来られているんですよね。先ほど私はお手紙をいただきました。六十二年間、無罪を訴え、冤罪を晴らすために闘い続けた八十六年の生涯、これは一雄さんの生涯です、昨年三月十一日、見えない手錠がかかったまま無念の死を遂げました、夫の遺志を引き継ぎ頑張ります、こういったことです。見えない手錠がかかっている、このことというものを、是非重く受け止めていただきたいんですよ。キャラバンをやって、手錠が外れるんですか。そうではないと思うんですよね。
そして、私たち国民民主党は、請求証拠の提出命令制度を維持した上で、職権証拠提出命令制度に代えて、職権証拠開示命令制度を創設するべきだと考えています。再審請求の理由とその関連性、これに限定するのではなくて、原判決の証拠の証明力を判断するために重要な証拠については、裁判所が再審請求人への開示を命じることができるようにするためです。
先ほども言いました、再審の請求人、これに直接開示を命じることができるようにする、それこそが再審制度にふさわしい証拠開示の在り方だと考えています。なぜならば、多くの再審事件で明らかになったのは、新しい証拠が見つかったのではなくて、先ほども言いました、国家が保有している、検察や警察が所有していた証拠がようやく開示されたという事実です。
袴田事件、福井女子中学生事件、大崎事件、日野町事件、そして徳島ラジオ事件、これらに共通しているのは、無罪を示す証拠がなかったことではありません。証拠は存在していたのです。存在していたのに出てこなかった、存在していたのに把握されていなかった、存在していたのに開示されなかった。だから、証拠開示は、検察官、それの善意に委ねるのではなくて、裁判所の命令、これによって実現、先ほどありましたけれども、しっかりこれは担保されていかなければいけないし、再審制度の本質は、国家の誤りを正すことにあります。
富士茂子さんや石川一雄さん、再審無罪の日を迎えることなく亡くなりました。なので、是非これはやらなければいけないし、冒頭に戻ります、無実の人を生きているうちに救済する制度でなければいけません。
袴田ひで子さんは、再審請求は、見えない、ラクダを針の穴に通すようなものだと語り、そして、人間として法律を改正してくださいと訴えました。その言葉を重く受け止めています。
生きているうちの救済を実現するための更なる制度改正、これを必ずやっていくこと、これを強く求めて、私の質問を終わります。
ありがとうございました。
120佐佐藤淳法務省刑事局長
お答えいたします。
今答弁申し上げたのは、再審開始決定がなされて再審無罪判決に至ったもの、最近の事例としては、数としてはそういうものの方が多いということを指しているだけでございまして、その事件について、再審の在り方について、何かそこから多くのものが得られるか、得られないのではないかという委員の御指摘は、私もそのとおりだと思います。
その上で、今、現に再審請求が行われている、再審請求人側からですね、そういう事件が現にあるわけであります。これからも起きると思います。そういった事件について、様々なここで議論が行われた内容、証拠開示の範囲であるとか、検察官抗…
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井戸まさえ(国民)
今議論しているというのはそういったことではなくて、やはり、例えば検察側が証拠を隠しただとか捏造しただとか、様々、そういった意味では、ある意味、検察側が起訴をする、そしてそれを有罪にしていく、この中で本当は犯人じゃなかった人を犯人にしてしまったというようなところを救済をしていくという話なんですけれども、今おっしゃったように、例えば五年後だったとしても十年後だったとしても、積み重なっていく内容というのが、今の議論、ここで議論されたこととちょっとずれていくということなわけですよね。今おっしゃいましたよね、そういうふうに。そのとおりだと思いますということでおっし…
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122佐佐藤淳法務省刑事局長
お答えいたします。
御指摘の観点から網羅的、統計的に把握していないというのは前回答弁申し上げたとおりでありまして、それはそれなんですけれども、いわゆる厚労省の元局長の無罪事件につきましては、主任検事が証拠隠滅罪で公判請求されたり、その検事の上司二名についても犯人隠避罪で公判請求されて、有罪判決を受けたということでございます。
こういったものも含めまして、検察当局におきましては、無罪判決等があった場合に、当該事件における捜査、公判上の問題点を検討した上で、各種の会同や研修において当該事件の問題点や反省点等について共有するほかに、無罪事件等の検証結果につ…
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- (上の発言)
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井戸まさえ(国民)
しかしながら、庁内で共有するだけで防げなかったから、これだけのことがあるんじゃないでしょうか。過去から、今日もたくさんいろいろ委員の方からも質問がありましたけれども、庁内だけでそれを共有をして、キャラバンを幾らやろうが、同じようなことが起こるわけじゃないですか。なので、そこについて言ったならば、新たな仕組みが必要だと思うんです。
しかも、多分、冤罪事件に関して、その原因、なぜなったのかとかいうことも全然統計を取っていないんですよね。例えば、この事件に対しては、ここで例えば証拠の開示が遅れたから、いろいろな理由があるわけじゃないですか、冤罪が生まれた理由は。だけれども、その一件一件で、はい、これで、庁内で何でそうなったのかというのをやっただけで、そして、その当事者、検察官なりその原因をつくった方は処罰もされないという形で見過ごされていく。だからこそ、組織防衛のためだけのやったふりのそうした検証ではまたそれは起こってくるということ、本当にそこはしっかりこの法改正と伴って変えていただかなければいけないと思っています。
最後に、今日、狭山事件の石川さん、早智子さんが来られているんですよね。先ほど私はお手紙をいただきました。六十二年間、無罪を訴え、冤罪を晴らすために闘い続けた八十六年の生涯、これは一雄さんの生涯です、昨年三月十一日、見えない手錠がかかったまま無念の死を遂げました、夫の遺志を引き継ぎ頑張ります、こういったことです。見えない手錠がかかっている、このことというものを、是非重く受け止めていただきたいんですよ。キャラバンをやって、手錠が外れるんですか。そうではないと思うんですよね。
そして、私たち国民民主党は、請求証拠の提出命令制度を維持した上で、職権証拠提出命令制度に代えて、職権証拠開示命令制度を創設するべきだと考えています。再審請求の理由とその関連性、これに限定するのではなくて、原判決の証拠の証明力を判断するために重要な証拠については、裁判所が再審請求人への開示を命じることができるようにするためです。
先ほども言いました、再審の請求人、これに直接開示を命じることができるようにする、それこそが再審制度にふさわしい証拠開示の在り方だと考えています。なぜならば、多くの再審事件で明らかになったのは、新しい証拠が見つかったのではなくて、先ほども言いました、国家が保有している、検察や警察が所有していた証拠がようやく開示されたという事実です。
袴田事件、福井女子中学生事件、大崎事件、日野町事件、そして徳島ラジオ事件、これらに共通しているのは、無罪を示す証拠がなかったことではありません。証拠は存在していたのです。存在していたのに出てこなかった、存在していたのに把握されていなかった、存在していたのに開示されなかった。だから、証拠開示は、検察官、それの善意に委ねるのではなくて、裁判所の命令、これによって実現、先ほどありましたけれども、しっかりこれは担保されていかなければいけないし、再審制度の本質は、国家の誤りを正すことにあります。
富士茂子さんや石川一雄さん、再審無罪の日を迎えることなく亡くなりました。なので、是非これはやらなければいけないし、冒頭に戻ります、無実の人を生きているうちに救済する制度でなければいけません。
袴田ひで子さんは、再審請求は、見えない、ラクダを針の穴に通すようなものだと語り、そして、人間として法律を改正してくださいと訴えました。その言葉を重く受け止めています。
生きているうちの救済を実現するための更なる制度改正、これを必ずやっていくこと、これを強く求めて、私の質問を終わります。
ありがとうございました。
124井井上英孝(維新)
次に、和田政宗君。
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和田政宗(参政)
参政党の和田政宗です。
参政党は、何よりも冤罪を生まないこと、そして、冤罪被害に苦しまれている方がいらっしゃれば速やかに救済をすることが極めて重要だと考えています。そして、繰り返し述べてまいりましたけれども、証拠を全部、全て開示をして、検察は正々堂々と裁判に臨めばよいというふうに私は思っております。
局長、これまでの審議を聞いて、また今日の与野党の審議を聞いて、これは通告はしていないんですが、ちょっとお答えいただきたいというふうに思うんです。
今回の改正は、刑事訴訟法上、再審において、歴史的に極めて大きなことになります。全ての検事が、私は、この国会…
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126佐佐藤淳法務省刑事局長
お答えいたします。
委員御指摘のように、ここの委員会では、本当に様々な、通常審の運用も含めて様々な御議論がなされました。この内容については検察官においても把握しておいてもらえるのが望ましいというふうに私も思いますので、どのような形かは分かりませんけれども、ちょっと今後そのやり方などを検討させていただきたいと思います。
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