売春を行う者が社会に害悪をもたらすというふうな存在として捉えるのか、若しくは、売春を行っている者は被害者であって、社会復帰とか生活支援をしていかなければいけない、こういった対象者なのかというところの立ち位置は非常に大きく異なると思います。
今回の議論の中で是非ここのところは見直しをして、いろいろ昨日も支援をしていらっしゃる方たちにお話を聞きました。売春をしている方たちが何とかそこから抜けようと思っている、ただ、借金をしていて、それを返すためには売春じゃないと稼げないんだというふうに思うんだけれども、悪質なスカウトの業者にある種搾取をされて、どんなに働いても結局は借金漬けからは抜けられないというような現状も伺いました。
こういったところ、しっかり、現実のこうした方たちを見て支援の体制というものをつくっていかなければいけないし、そもそも処罰対象に買春をする者を加えるか加えないかというところも含めて、しっかりとした見直しをしていただきたいと思っています。
続きまして、今、SNSでは、日本が非常に、セックスツーリズム、そういった売買春をするのに、性風俗に簡単にアクセスができて、しかも安い国とされています。
私も以前、私はジャーナリストでもあるので、取材で、デリヘルの経営者に取材する機会があって、そこの事務所を見させてもらったことがあります。デリヘルといっても普通の一般企業と変わらない、机があって、そして非常に立派な椅子がばあっと並んでいて、IT企業かと思うようなところでこういったことが行われているんですね。広い、そうしたところでアポインターというのが並んでいて、ブッキングをして、今は、コロナ以降は、AIなどを駆使して、もっと効率的にいろいろなことが行われているんだと思います。
そのデリヘルの主たる顧客は、外国の企業や機関、富裕層でした。ところが、今、円安が進んだこともあって更にその層が広がっていることは、繁華街なんかを歩いていると皆さんも実感するところだと思うんです。
さて、こうした、諸外国から日本はセックスツーリズム可能な国と言われていることについて、どのような感想を大臣はお持ちでしょうか。
121貝貝原健太郎外務省大臣官房参事官
お答えいたします。
お尋ねの人身売買及び他人の売春からの搾取の禁止に関する条約には、売春を行う者本人を処罰の対象とする規定は置かれておりません。
この発言のページ
122
井戸まさえ(国民)
今おっしゃったように、条約では売る側を処罰する規定は置かれていないということです。ここは本当に大事なところだと思うんですね。
次に、大臣にお伺いをさせていただくんですけれども、この条約の趣旨を踏まえれば、先ほども言いました、売る側に対して処罰対象にするということは書いてはいないですし、本来、困難女性支援法の成立で改善されたところはあるとはいっても、売る側の処罰の見直し、今処罰されるところにありますけれども、その見直しは必要だと思いますけれども、いかがでしょうか。
この発言のページ
123
平口洋(自民)法務大臣
御指摘の人身売買及び他人の売春からの搾取の禁止に関する条約は、売春目的での勧誘行為等を処罰対象とすることを禁止する規定は置かれていないわけでございます。
一方、売春防止法五条は、こうしたことや我が国における売春をめぐる社会情勢を踏まえまして、売春をする目的での勧誘行為等について、社会の風紀を乱し、公衆に迷惑を及ぼすことから、処罰対象としたものと承知をしております。
その上で、御指摘の点を含めて、売買春に係る規制の在り方に関しましていかなる事項について検討を行うかについては、先ほど申し上げました在り方検討会において御議論いただくべき事柄であるため、現在…
この発言のページ
- (上の発言)
124
井戸まさえ(国民)
売春を行う者が社会に害悪をもたらすというふうな存在として捉えるのか、若しくは、売春を行っている者は被害者であって、社会復帰とか生活支援をしていかなければいけない、こういった対象者なのかというところの立ち位置は非常に大きく異なると思います。
今回の議論の中で是非ここのところは見直しをして、いろいろ昨日も支援をしていらっしゃる方たちにお話を聞きました。売春をしている方たちが何とかそこから抜けようと思っている、ただ、借金をしていて、それを返すためには売春じゃないと稼げないんだというふうに思うんだけれども、悪質なスカウトの業者にある種搾取をされて、どんなに働いても結局は借金漬けからは抜けられないというような現状も伺いました。
こういったところ、しっかり、現実のこうした方たちを見て支援の体制というものをつくっていかなければいけないし、そもそも処罰対象に買春をする者を加えるか加えないかというところも含めて、しっかりとした見直しをしていただきたいと思っています。
続きまして、今、SNSでは、日本が非常に、セックスツーリズム、そういった売買春をするのに、性風俗に簡単にアクセスができて、しかも安い国とされています。
私も以前、私はジャーナリストでもあるので、取材で、デリヘルの経営者に取材する機会があって、そこの事務所を見させてもらったことがあります。デリヘルといっても普通の一般企業と変わらない、机があって、そして非常に立派な椅子がばあっと並んでいて、IT企業かと思うようなところでこういったことが行われているんですね。広い、そうしたところでアポインターというのが並んでいて、ブッキングをして、今は、コロナ以降は、AIなどを駆使して、もっと効率的にいろいろなことが行われているんだと思います。
そのデリヘルの主たる顧客は、外国の企業や機関、富裕層でした。ところが、今、円安が進んだこともあって更にその層が広がっていることは、繁華街なんかを歩いていると皆さんも実感するところだと思うんです。
さて、こうした、諸外国から日本はセックスツーリズム可能な国と言われていることについて、どのような感想を大臣はお持ちでしょうか。
125
平口洋(自民)法務大臣
御指摘の点は、昨年の参議院本会議における高市総理大臣に対する質疑でも指摘されたところでありまして、大変重い御指摘として受け止めております。
その上で、法務省においては、先ほど来申し上げておりますような売買春に係る規制の在り方検討会を開催しているところでございまして、引き続き、本検討会において幅広い知見に基づいて充実した議論が行われるように、そしてまた、委員がおっしゃったような議論もよく考えて、充実した議論が行われるように努めてまいりたいと考えております。
この発言のページ
126
井戸まさえ(国民)
今、日本だけじゃなくていろいろな国が、こうしたセックスツーリズムも含めてだけれども、対応に苦慮しているというところではありますけれども、本当に非常にアクセスしやすいという意味でいったならば、日本がその行き先になっているということを重々自覚しないといけないと思っています。
では、海外でどうなっているのかというふうなことを見ていきますと、かつて海外では、北欧モデルと呼ばれていた考え方、例えば売る側を処罰をしないですとか、そういったところで合法化するところもあるんですけれども、そうではなくて、しっかりとこういったことを禁止をしていく、ただ、売る側に対しては処…
この発言のページ
127服服部準警察庁長官官房審議官
お答えいたします。
近年、匿名・流動型犯罪グループが関与するスカウトグループが、女性を全国の性風俗店に紹介し、いわゆるスカウトバックにより収益を得ていた事案が相次いでいたことなどを踏まえ、昨年、風営適正化法が改正され、性風俗店によるいわゆるスカウトバックの支払いが禁止されたところであります。
警察におきましては、これまでも風営適正化法に基づく立入調査等を通じ性風俗店の実態を把握してきたところでありますけれども、引き続き、違法な行為に対しては、改正風営適正化法を始め、あらゆる法令を駆使した取締りを行うとともに、風営適正化法に基づく行政処分を実施してまい…
この発言のページ