山崎正恭 (中道改革連合)

2026年3月4日・第221回国会 衆議院 文部科学委員会 第2号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 115 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 225 発言)

ありがとうございました。

先日、カメラを設置してほしいという方とお会いしまして、その方とかが言われるのが、いじめられている子にとっての安心感があるというふうに言われます。それは大事だと思います。

それと、推進している方の話を聞くと、いじめ問題で、僕もずっと中学現場で生徒指導畑だったので分かるんですけれども、加害認定のことがあるんです。やはり、やった、やらないとなったときに、やっていないといったときに、カメラがあったら事実が残るでしょうというふうなことがあると思います。これにも一定の有効性はあると思いますが、やはり死角の問題であったり、カメラがないところでやるということがあります。

それと、過去に友人が長期にわたっていじめられるのを見て学校に行くのが嫌になって不登校になった経験がある方に、つい先日お会いしたので、ちょうど聞いてみたんです。カメラを設置することについてどう思うかと。僕はてっきり、そういうことを見てきたので賛成と言われるかなと思ったら、意外な答えが返ってきたというか、ただでさえ人の目が気になるのに誰に見られているのか分からないので怖いというふうなことを言われたのと、もう一つは、本質は違うところじゃないかなというふうに言われました。

先生だって、私たちがあのときの中学校のとき、ある意味いじめは見えていたと思う、カメラのように、事実は。だけれども、その現象が見えていても、それをいじめと捉えて対処するかが本当に重要で、それがないと、カメラをつけていてもスルーしたら意味がない、本質的な解決にならないというふうなことを言われていました。

本当にそうだなというふうに思いますので、様々なプライベートの問題も含めて、カメラの設置についてはそこではないということで、ちょっと次の問題に行きたいと思うんですけれども。

いじめ問題は、早期発見、早期介入が非常に重要であるというふうに思います。初期対応の強化ということについて次にお伺いしたいというふうに思います。

先日、どうすればいじめから子供を守れるかということを話している中で、若い方から、アプリが有効ではないかというふうな話になりました。そういった点で様々話をしたんですけれども、現場の課題に対応しながら、こういったようなアプリが有効ではないかというふうな話がありましたので、ちょっと提案として聞いていただけたらなというふうに思います。

従来の対策は、被害が深刻化してから大人が動く後手の対応がほとんどです。やはり子供が、これはいじめかなと思って感じたり、もっと言えば苦しいなというふうに思った最初の段階から自分の意思でアクションを起こすということで、アプリにいつでも相談してくださいねということで、AIとの対話をスタートする。それをしっかり打っていきながらAIと対話を始めていくというふうに、心理学フレーム、認知行動療法などを活用して、もやもやした感情を言葉にするサポートをしたり、単なる聞き役ではなくて、いつどこで誰に何をといった客観的な事実を整理できるようにAIの方が優しくガイドしていく。これが何がいいかというと、いいなと思ったのは、AIとの対話がそのまま公式な記録として保存されていくのがいいかなというふうに思いました。

やはり、いじめが長期化していますと、分かった段階で最初のときの話を聞いても、なかなか覚えていないんですね。やはりそこが、先ほど言った加害認定のときにも非常にネックになっています。

この中に、AIとの対話の中に、写真とか動画とかSNSのスクショなんかもしっかりと打ち込んでいけるようにしてはどうかということと、もう一つ、これが肝だと思うんですけれども、それを上書きできない、改ざんできないような形にしておくことが非常に後々の信頼性を増すんじゃないかなというふうに思います。

そして、先ほどありました重大事態になったときなんかは、保存していたデータが、そのまま学校や弁護士が受理しやすいような形、標準報告フォーマットみたいに自動変換するようなシステムにしていくと、それがそのまま、本当に上書きできていない過去からのデータとして使えるんじゃないかなというふうに思います。

あと、これは多分、今でもあると思うんですけれども、リスク検知ということで、自傷や生命の危機、執拗な攻撃などのキーワードをAIが即座に検知した場合には、二十四時間対応の専門家チームや外部機関へダイレクトにつなぐ。先ほどの自殺対応ともつながるような重要な役割かなと思います。

それと、もう一つは、最初からこれが誰にも見られていないということが大事で、匿名でずっとAIとだけにしゃべっているように打っていくんですけれども、これはやはり相談すべきだという勇気が出たタイミングで、ボタン一つで、信頼できる先生なのか、カウンセラーなのか、教育委員会なのか、相談機関なのか、自分で相談しやすい人を選択して、自分の選択、相談相手も選択、タイミングも選択として送れるような形はどうだろうかと。

そうすると、効果としては、介入は早期化します。そして、助けてもらうのを待つのではなくて、自ら証拠を残しながら、報告先を選んだり、子供たちの自主性を尊重してあげることができるというのは、傷つきも少ないのかなというふうに思います。圧倒的な証拠力が先ほど言ったように残るということでございます。

それともう一つは、先ほどの自殺のこととも微妙に関係するんですけれども、こういう精緻なことがずっと残っていくと、それを後々、専門家に分析してもらえるんじゃないかなというふうに思います、ずっと残ってきたものが。それが、例えば、加害認定にも役立つでしょうし、その子自身の今後の支援に有効かなというふうに思います。

打っていったときに、例えば、いじめは現場では三種類あるんですけれども、子供が、あっ、いじめられていると考えたのが主観的に思ういじめなんですけれども、それと、客観的に誰が見てもいじめだねというふうなパターンと、主観と客観が合致するパターンと、ずっと主観ではいじめられていると言うんですけれども、ちょっと言葉は悪いですけれども、被害妄想的でなかなか客観が確認されない場合もまれにありますし、逆に、本人はいじめられていないと言っているけれども完璧にいじめられているなという、その三パターンがあるんですけれども。ばあっと自分の思いだけを打っていくパターンもあるかもしれないですけれども、それはそれで支援もしていかなければなりませんので、そういった形も含めて、しっかりとそういった分析が可能になってくるんじゃないかなというふうに思います。

それによっていじめの隠蔽や放置を許さない社会構造へと変わっていくと思いますし、子供には最強の味方がポケットにあるという安心感があるんじゃないかなと思いますし、加害者には、そういった事案が積み重なっていくと、全てが記録されているという抑止力にもなっていくんじゃないかなというふうに思います。済みません、ちょっと長く語ってしまいましたけれども。

そこで、もう既に、今私がしゃべった提案の中で、現在導入されているアプリもあるかもしれませんので、アプリを使ったいじめ対策の現状について、文部科学省、文部科学大臣にお伺いいたします。

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