小川洋平株式会社ゼンショーホールディングス代表取締役社長兼CEO

2026年5月20日・第221回国会 衆議院 農林水産委員会 第10号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 43 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 91 発言)

ありがとうございます。

若年層の米離れというお話もございましたけれども、私ども外食事業としてやらせていただいている実感でいいますと、必ずしも若年層が米離れしているとも感じていないというのが正直なところです。

私ども、お米を中心にした業態を多くやらせていただいております。牛丼チェーンですとか、おすしのチェーンとかですね。こういったところは若い世代のお客様も非常に来ていただいておりますし、あるいは、例えば、ファミリーレストラン業態、私どももやらせていただいておりますけれども、ハンバーグにセットで御飯かパンかが選べますというのがございます。ここで相当、御飯を選ぶ比率というのは、実はずっと九割御飯なんですよね。パンは、私ども実はパンもこだわって、おいしいパンをお出ししているつもりですけれども、ここはやはり九割はお米を選ばれるということもございまして、お米に対する支持というのは基本的には根強いのではないかという気もしております。

あと、朝食もパンというお話もあったんですけれども、これも私が拝見したデータによると、必ずしもそうでもないという話も聞いたことがございまして、朝食でパンか御飯かという選択肢で、実は、パンが多数派なのは五十代とか六十代で、二十代、三十代は実は御飯の方が多数派というデータも見たことがございます。長いトレンドで戦後に食事が西洋化していって、お米からパンに移っていったというトレンドはもう底を打っているのではないかなというのが肌感覚としてはございます。ただ、完全に統計的に事実を把握できているわけではございませんので、これは是非、政府の方でも、まずファクトはどうなのかということを押さえていただいて、政策としてどうしていくということを考えていただくべきなのかなと思います。

米食を振興するということそのものは、これは全く私どもとしては賛成でございますので、ただ、振興する以前に、今ある米に対する需要を満たせていないというのがこの一年間の状況ですので、本当はお米を食べたいんだけれどもねと言いながらパスタを買っていかれるとかいうことが実際に起きてしまっているというのが一番の問題だというふうには思っておりますので、まずは足下の需要をきっちり満たす生産を担保しながら、その上で米の需要の振興も図っていくということがあるべきではないかと思っております。

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