小川洋平株式会社ゼンショーホールディングス代表取締役社長兼CEO

2026年5月20日・第221回国会 衆議院 農林水産委員会 第10号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 23 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 91 発言)

ありがとうございます。

お米の輸出に関してということで申し上げますと、私どもは、おっしゃっていただいたように、海外でも、外食の店舗、それから持ち帰りのおすしの店舗など、いろいろ運営させていただいておりますけれども、これも率直に申し上げますと、その中で日本産のお米を使っているというのはごく一部に限られるという現状がございまして、この要因としては、一つはやはりコストがあります。

我々は、どんな国で、どんな業態でやらせていただくときも、その国の一般の消費者の方々にとってお手頃な価格の商品を扱うというのを会社としての方向性としておりますので、実際に出店する国の中では、所得水準がそこまで高くない国も多くなっておりますので、現実的に申し上げますと、コストで考えた場合に、日本からの輸出で持っていった場合と現地産米とを比べますと、現地産米の方がやはりお客様に手頃な価格で商品をお届けできるということはございますので、そういった形でやらせていただいております。

なおかつ、各国のお客様にとっては、その国のお米というのが国産米でございますので、やはりカリフォルニア米は、カリフォルニア米ではなくて、アメリカの消費者にとっては国産米なんですよね。我々はアメリカでお持ち帰りのおすしの店舗を八千店舗ぐらい実はやっているんですけれども、これはカリフォルニア米で作っております。これは品質的にも、不思議なものですけれども、カリフォルニアロールを作るには、カリフォルニア米が実はやはりいいんですよね、不思議なものなんですけれども。なので、日本産米で試したこともありますけれども、どうもしっくりこないというのもございました。

加えて、やはりアメリカのスーパーマーケットでおすしを売ろうとなると、アメリカのスーパーは、是非国産米、アメリカ産米でやってくれということもございます。やはりその国々でその国産というところは大きな愛着があるというふうに思っていますので、これをしっかり使っていくということも、海外に展開をする企業としては一つの責任の在り方だというふうには思っております。

ですので、日本産米の輸出を促進していこうということになりますと、やはり価格、コストの要素というのは、正直言って無視できないというか、大きなところだと思っております。やはり国内の生産コスト、まさに先ほどコストのお話もありましたけれども、いろいろな資材の価格の高騰ですとか、農家さんも当然ですけれども、所得を上げていかなきゃいけない、人を雇う場合は賃金を上げていかなければいけないというのは当然ございますけれども、そこの中でいかに生産コストを抑えていって、日本のお客様にとっても手頃な価格で提供できるし、それが、ひいては輸出にもつながるという形をいかにつくっていくかということが大事ではないかと考えております。

前後のやりとり

19の発言を見る

27の発言を見る