木村直人内閣府科学技術・イノベーション推進事務局審議官

2026年6月17日・第221回国会 衆議院 内閣委員会 第20号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 149 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 184 発言)

お答え申し上げます。

本構想の目的でございますけれども、国内外の研究者、スタートアップ、企業、大学、研究機関、投資家、支援者などの関係者が一堂に物理的に集積し、相互に連携しながらディープテック分野の研究開発から事業化、海外展開までを一気通貫で行う環境を整備することでございまして、決して目先の短期ビジネス化というものを狙っているわけではなく、御指摘のような、大きな社会的、経済的インパクトを与えたかということ、これを重要視をしております。

したがいまして、こういったKPIを設定しなければいけないというふうに考えておりますけれども、この設定に当たりましては、こうした環境の形成をどのように評価していくのかという観点が重要でございます。

一方で、御指摘のあったように、数値目標のみを設定した場合、この達成を優先する余り、本構想の目的に沿わない形でスタートアップの件数をいたずらに増やすことにもつながるおそれがあるということ、そして、ディープテック分野のように研究開発に時間を要する分野の特性を十分に反映できないというおそれがあるというふうに考えております。

先ほど御答弁した内容と重なりますが、現在実施している先行的活動の中で、海外で実績のある運営支援法人とも連携をしながら、数値目標の設定の在り方も含めて、KPIの設定等については検討を行っているところでございます。新法人の設立までには適切に設定をしてまいりたいと考えております。

また、もう一つの御指摘でございます長期的な国家の礎となる基礎研究、これは非常に重要だと考えてございます。実用化により大きな経済的、社会的インパクトの創出が見込まれ、長期的かつ集中的に支援するということが重要だと考えております。

こうした研究につきましても、グローバルな研究開発及び事業化の経験を有して目利き力のある人材、こういった人材がベンチャーディレクターとして、研究開発の将来性を見極めながら、適切に研究テーマの設定、そしてプロジェクトマネジメント上の必要な判断を行ってまいります。

今後は、ベンチャーディレクターと緊密に連携しつつ、研究開発支援に取り組み、GSC構想が目指すグローバルな社会課題の解決、そして国内の経済成長の実現に向けて創出されるであろう成果の最大化を図ってまいりたい、こういうふうに考えております。

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