長妻昭 (中道改革連合)

2026年5月27日・第221回国会 衆議院 内閣委員会 第15号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 68 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 155 発言)

だから、まだ払拭されていないんですよ、今後詰めていくと。しかも、繰り返しですけれども、規則とかガイドラインは、法律ののりを越えて厳しくすることはできないわけですよ、当たり前ですけれども。厚労省、私は期待しているんですよ。最後のとりでですよ、この病歴について。

皆さんもマイナ保険証を使っておられますよね、病院に行くとき。マイナ保険証を使うと、皆さん御存じだと思いますけれども、読み取り機に入れて、それで同意するとか同意しないとかをやりますよね。どういうことかというと、自分のカルテ、自分の病歴をそのお医者さんに見せていいですかという確認を取るわけですよ。お医者さんにですら、別の病院に行ったときに、同じ病院でも繰り返し取るわけですよ。自分の病歴を、お医者さんに対してですら、自分が行った都度、マイナ保険証で確認するんですよ、カルテを出していいよ、お医者さんに見せていいよと。

ところが、今回、ちょっと余りにもアンバランスじゃないでしょうか。自分の病歴、住所つき、名前つきを、公開されていないものを、自分には何の断りもなく、個人事業主にも、海外企業にも、あるいは民間企業にも渡すことができるというような法律でございまして、私は、あきれたというか、非常に恐怖というか、ちょっと危ないというふうに思うんですね。実は、政府の中からも、このまま通すのはまずいんじゃないかという声がかなり上がっていると私も聞いています。自民党も含めて、相当禍根を残しますよ、今、余り世間も気づいていないから、すっといきそうな雰囲気になっていますけれども。

私は、大臣の発言で、一つ大きく懸念した発言があるんですね、大臣にはちょっと申し訳ないんですけれども。うちの山崎議員が地こデジで質問したときに、大臣がこういうふうに言い放ったわけですよ。企業とかなんとかを全部、名前なんかですね、きちっと、法律のルールも含めて、余りにも緩過ぎるんじゃないか、こういうことを質問したときに、大臣は、この法律は、確かに性善説に基づいているというふうに言われればそうかもしれない、基本的に、性悪説に基づいて法律を作ってしまうと、罰則は多くなるし、何もできないと。まさに業界一辺倒の立場に、個人情報保護委員会を所管する大臣がこういう発言をされる。

ちょっと申し訳ないんだけれども、個人情報保護委員会も、私はある意味で被害者だと思っているんですね。相当な圧がかかりましたから、法律を提出するにはここまで大盤振る舞いをせざるを得ないというふうに窮地に追い込まれたという事情は理解しますが、ただ、ちゃんとここで抵抗していただかないと、答弁ももっと踏み込んでいただかないと、私は、個人情報保護委員会の名前を改名した方がいい、個人情報活用委員会に変えた方がいい、ちゃんとした保護委員会を別途つくる必要があるんじゃないか、国会の中でも、そこまで深刻に考えているわけです。

性悪説じゃなくて性善説に基づいた法律、性悪説に基づいた法律を作ってしまうと、ということで、個人情報保護法というのは、基本的には、きちっとしたルールがないとどんどんどんどん漏れてしまう、そういうことで作っている法律なんじゃないですか。この発言というのは撤回はしませんか。

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