御質問ありがとうございます。
経済の武器化ということですけれども、私が理解していますのは、経済的手段を使って安全保障上あるいは戦略上の目標を達成しようとする試みだというふうに経済安保を定義するのであれば、まさに経済の武器化というのは、経済を武器に使って自国の戦略目標を達成する。本来であれば、場合によっては武力行使も含めて、戦争の形態を取る形で政治目標を達成する代わりに、経済的手段があるのでそれを使って自国のやりたいことをやり遂げていくというところで、手段のハードルが下がっているというところで、武力行使よりも経済的手段を使った目的の達成の方が圧倒的にハードルが低いので、そこが経済の武器化を横行させる一つの敷居の低さにもつながってしまっているというふうに理解をしております。
経済の武器化の典型的なリスクで、私が今最も注目しているのは、やはり社会インフラに対するインパクトだと思います。
社会インフラに対するインパクトというのは、サイバー攻撃もそうですけれども、物理的な攻撃も含めて社会インフラを麻痺させることで、生産活動を麻痺させ、国民心理を不安にさせ、相手国の政治の決定プロセスに介入していく、自国にとって望ましい方向に相手の国の意思決定を誘導していくというような動きが、ウクライナ紛争においてもイラン情勢においても散見されておりますので、決して今後の東アジアの情勢においても無縁のリスクではないですし、これはもう戦争というフェーズとは関係なく、平時、グレーゾーンのフェーズにおいても日常的に展開され得る可能性のあるリスクだというふうに考えております。
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後藤祐一(中道)
時間が来たので、終わります。
参考人の皆様、ありがとうございました。
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山下貴司(自民)
次に、浦野靖人君。
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浦野靖人(維新)
日本維新の会の浦野靖人です。よろしくお願いいたします。
まず、布施参考人にお伺いをしたいと思います。
攻めの経済安保というお話、先ほど後藤委員の質問にもありましたけれども、私もこの部分を少しお聞きしたかったんですけれども、先ほどお話をされていましたので、経済の武器化について少しお伺いをしたいと思っています。
先ほどのお話にもありましたが、これは米中が経済の武器化というものを多用するわけですけれども、実際、今イランにおいても、恐らくホルムズ海峡の封鎖というのはそういうことだと私は認識をしているんです。今起こっている経済安保の課題というものは、そういう…
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- (上の発言)
34布布施哲国際社会経済研究所特別研究主幹
御質問ありがとうございます。
経済の武器化ということですけれども、私が理解していますのは、経済的手段を使って安全保障上あるいは戦略上の目標を達成しようとする試みだというふうに経済安保を定義するのであれば、まさに経済の武器化というのは、経済を武器に使って自国の戦略目標を達成する。本来であれば、場合によっては武力行使も含めて、戦争の形態を取る形で政治目標を達成する代わりに、経済的手段があるのでそれを使って自国のやりたいことをやり遂げていくというところで、手段のハードルが下がっているというところで、武力行使よりも経済的手段を使った目的の達成の方が圧倒的にハードルが低いので、そこが経済の武器化を横行させる一つの敷居の低さにもつながってしまっているというふうに理解をしております。
経済の武器化の典型的なリスクで、私が今最も注目しているのは、やはり社会インフラに対するインパクトだと思います。
社会インフラに対するインパクトというのは、サイバー攻撃もそうですけれども、物理的な攻撃も含めて社会インフラを麻痺させることで、生産活動を麻痺させ、国民心理を不安にさせ、相手国の政治の決定プロセスに介入していく、自国にとって望ましい方向に相手の国の意思決定を誘導していくというような動きが、ウクライナ紛争においてもイラン情勢においても散見されておりますので、決して今後の東アジアの情勢においても無縁のリスクではないですし、これはもう戦争というフェーズとは関係なく、平時、グレーゾーンのフェーズにおいても日常的に展開され得る可能性のあるリスクだというふうに考えております。
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浦野靖人(維新)
ありがとうございます。
基幹インフラについての言及もありましたけれども、そうだとするならば、経済を担っている日本の多くの企業の皆さんも、経済戦争であれば、戦争というカテゴリーの中に知らずに引き込まれていくということになると思うんです。
経済安全保障というのは企業の利益と相反する部分というものが恐らく出てくる、時と場合によっては出てくると思うんですけれども、そういったリスクと経済安全保障のバランスについて、どのようなお考えがあるのかを原参考人にお伺いしたいと思います。
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36原原一郎一般社団法人日本経済団体連合会常務理事
御質問ありがとうございます。
まさにそれは経済安全保障と自由な経済活動、これをいかにバランスを取るかという問題だろうと思っていますが、先ほど国際ルールとの関係もございましたが、まさにバランスを取らないといけないんですけれども、やはり企業といたしましては、国際的に自由な経済活動がルールに基づいて行われる、これが一番理想的な世界だと思っています。
ただ、現実は経済安全保障の重要性がますます高まってきているというのが現状で、その現実に目をつぶるわけにはいかないと思います。したがって、国際ルールに基づく自由な経済活動においても、そういった現実を踏まえたルール…
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浦野靖人(維新)
ありがとうございます。
もう切っても切れないものに、やっと日本も位置づけられたというふうに思うんですけれども、先ほどの布施参考人のお話にありました、インフラ等への攻撃というのもあります。
資料に載っておりますけれども、FBIの長官のお話、中国によるサイバー攻撃で、いろいろな基幹への攻撃をされているのが発覚しているとか、少し話は変わるかもしれないですけれども、ついこの間、ニュースでもやっていましたけれども、アメリカのどこかの市長さんが中国のスパイだったというのが発覚して、司法取引に応じてそれを告白した市長さんが辞職をされたというニュースがありました。あ…
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