田辺康彦消防庁次長

2026年5月26日・第221回国会 衆議院 総務委員会 第11号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 66 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 137 発言)

令和六年までの火災件数を長期的なスパンで見ますと、例えば、平成元年から平成二十年までは五万から六万件台で推移していましたが、直近十年間の火災件数はおおむね三万件台後半で推移しており、基本減少傾向にあると考えております。

一方で、昨年と今年においては、強い乾燥の影響などにより、昨年の岩手県大船渡市や本年四月の岩手県大槌町など、大規模な林野火災が発生しており、現在、令和七年の火災件数について精査中ですが、その動向には留意が必要と考えております。

林野火災の大半は、たき火や火入れといった人為的な要因によるものであることから、林野火災を防ぐためには、こうした行為への対策を充実強化していくことが重要です。

このため、昨年、大船渡市林野火災を踏まえた消防防災対策のあり方に関する検討会報告書を踏まえ、屋外での火の使用等の注意喚起や制限を行う林野火災注意報や林野火災警報を創設し、令和八年四月一日時点で全体の約九割の消防本部等において火災予防条例が改正され、施行されているところです。

また、林野火災の危険性が高まる一月から五月を中心に、政府広報を活用した広報啓発活動を実施するほか、各自治体における広報啓発の強化を促し、住民への制度の周知や予防の徹底などにも力を入れております。

今後とも、自治体等と緊密に連携し、林野火災警報、注意報の効果的な運用や、火災予防全般に対する広報啓発活動の強化等を通じて、火災予防の実効性を高めてまいります。

前後のやりとり

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