布施田英生総務省国際戦略局長

2026年4月14日・第221回国会 衆議院 総務委員会 第7号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 93 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 160 発言)

お答えいたします。

JICTにおいては、設立後、当初三年間で投資した四つの案件につきまして、事業が計画どおり進まず、損失を計上いたしました。

まず、一件目の香港―グアム間光海底ケーブル事業につきましては、米中間の政治的緊張が高まる中、米中を結ぶ海底ケーブルの敷設に関する許認可が取得できず、事業継続が困難となったところでございます。

次に、二件目のMVNO及び端末パッケージ提供による海外モバイル通信事業につきましては、JICTの支援決定後、支援対象事業者の資金繰りが悪化いたしまして経営が破綻し、事業継続ができなくなったところでございます。

次に、三件目の日本―豪州―グアム間光海底ケーブル事業については、一件目の香港―グアム間の海底ケーブルが敷設できず、当該海底ケーブルとの販売連携ができなくなったことにより売上げが低迷いたしまして、事業継続が困難となったところでございました。

最後に、四件目のミャンマーにおける放送設備整備、コンテンツ提供事業については、ミャンマーにおいて軍事クーデターが発生し、軍事政権下に入り、事業継続が困難となったところでございます。

JICTでは、これらの損失計上案件に係る主な教訓といたしまして、地政学リスクに係るより深い分析の必要性、あと、投資審査に係る多角的な確認の必要性、海外ケーブル事業におけるリスク耐性の高い投資スキームの必要性を挙げてございます。

その後、JICTにおきましては、これらの教訓を生かした対策をいたしました投資リスク管理に継続的に取り組んでおりまして、この取組が定着したこともございまして、令和五年度、六年度と二年連続での単年度黒字を計上するなど、損益の改善は進捗しているところでございます。

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