氷見野良三日本銀行副総裁

2026年6月19日・第221回国会 衆議院 財務金融委員会 第12号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 72 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 159 発言)

お答えいたします。

最近の企業間取引のうち、エネルギーや石油関連製品の価格上昇については、原油高を起点とするコストプッシュ型の物価上昇という面が大きいと思いますし、また、財によっては円安の影響というものも含まれているというふうに思います。

こうした供給ショックによる物価上昇であっても、物価上昇の動きが幅広い財・サービスに波及し、予想物価上昇率の上昇を通じて基調的な物価上昇率の押し上げにつながる可能性がある場合には、持続的な物価安定の実現に向けて、金融政策で必要な対応を検討する必要があると考えております。

他方、需要面にも動きがあるというふうに見ておりまして、企業収益や賃金がしっかりとした動きを続ける中、所得から支出への前向きな循環メカニズムが働き続けている、そういう地合いの上に加えまして、グローバルなAI関連需要の増加も日本経済に好影響を与えてきているというふうに考えます。具体的には、AI関連需要の増加とかそうしたもので伸び率が、機械類、非鉄金属などの生産が伸びてきているわけでありますけれども、このように、企業間取引に既に観察されるものの中には、原油価格上昇や円安の影響とともに、需要が牽引する形での要素も含まれているというふうに考えておりまして、今後の金融政策運営に当たりましては、こうした動きの広がりも併せて、経済、物価動向をしっかりと点検してまいりたいと考えております。

前後のやりとり

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