豊田真由子 (参政党)

2026年5月27日・第221回国会 衆議院 厚生労働委員会 第12号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 164 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 214 発言)

参政党の豊田真由子でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

冒頭、質問はいたしません。今週の月曜日に、千鳥ケ淵の戦没者墓苑の拝礼式がございました。お伺いいたしまして、また、上野厚労大臣が、外地でこの一年お迎えをしてまいった御遺骨をお納めをしていらっしゃいました。

私、厚労省の援護局時代に、外地に御遺骨をお迎えに参ったこともございますし、また、二〇〇三年度から始まりました国の戦没者の御遺骨のDNA鑑定事業のスタート時の担当官でもございました。

米軍のハワイにございますDPAAという研究所に参りまして、そのときに米軍の方がおっしゃっていたのが、本当にどんな骨片でもDNA鑑定をして御家族の元に返すんだ、なぜならば、それは国が、国として、国のために命を懸けて戦ってきてくださいというふうに送り出すからには、もし万が一何かあったら、どんな形であっても必ず祖国に、家族の元に返すんだという、それは約束であるというお話をされていて。

もちろん、現状の米軍と、第二次大戦中、さきの大戦のときの日本は大きく状況が今もう違いますので、そこを言っているわけではないんですけれども、一柱でも多く祖国にお迎えするという思いはずっと変わらず、私どもは頑張らねばならないというふうに改めて思う次第でございます。

この委員会でも、戦没者の御遺骨ですとか千鳥ケ淵戦没者墓苑についての御質問を私も拝聴しておるんですけれども、戦没者の方の静ひつな環境と御尊厳、そして御遺族の思いを守るという、戦没者援護と遺族に携わる者が、それは行政にも民間にもたくさんいらっしゃいますが、その方たちの思いは共有していただいて、そこを守り抜くというところを御一緒に考えていただいた上でお願いをしたい。これは、私は、議員ではなくて、あくまでも元厚労省の援護局の担当官として、個人的なお願いでございます。もう席にいらっしゃいませんので、お伝えをいただければというふうに思いますが、よろしくお願いいたします。

もう一つ最後にちょっと申し上げれば、いつも思うんですけれども、戦没者の方がどれほどか御無念であられたか、そして、最後の瞬間まで祖国と御家族のことを守るんだという思いでいらっしゃったか、そしてまた、御遺族と全ての戦災被害者の方が歩んで来られた苦難の歴史を私どもは忘れてはいけないと思いますし、この我が国の平和と繁栄をどうやって守り抜くかということを、ここにいらっしゃる全ての皆様、共有していると思いますが、改めてお誓いを申し上げたいと思います。失礼いたしました。

では、質疑に入ります。

依存症対策についてお伺いをいたします。

今、本当にたくさんの依存症、ネット、ゲーム、ギャンブル、アルコール、薬物、たくさんございます。これは、私は、個人の意志の弱さとか家族の在り方の問題ではなく、社会環境の中に深く埋め込まれた本当に深刻な課題であると思っておりまして、個人や家族はもちろんでございますが、地域や学校や社会、その全てがある意味、責任を負っていて、かつ甚大な影響を受ける事柄でございますので、本来は予防、早期介入、専門治療、家族支援まで一体として進めることが非常に強く求められているということだと思いますが、現状では、残念ながら、そうした理解もシステムも、まだほとんど実現していないというのが状況としてあるというふうに思っております。

私も、本当にたくさん御相談も受けますし、身近な例でも見ておるんですけれども、それをやめなさいとか、何かペナルティーを与えるとか、叱るとかでやむものではないんですね。これは、WHOで分類されているかどうかとか、認定されているかどうかは別としても、基本的には、依存症になってしまっている場合というのは、もうそれは精神障害、精神疾患でございますので、いかに適切な治療や支援につなげていくか、家族も含めてサポートをするかということが本当に極めて重要でございまして、そうでないとなかなか解決には至らないという現状がございます。

これはそれぞれの依存の状況によって特性も違いますので、三点、手短にお伺いをしたいと思うんですけれども。

まず、ネット、ゲーム依存についてなんですけれども、これは、私思うんですけれども、己を自制する力が弱い子供たちあるいは若者が、刺激的で一見楽しいことは無尽蔵に浴びることができる環境に今なってしまっています。そうしますと、それを我慢して勉強しようとか仕事をしようという、それをてんびんにかけたら、絶対、子供は楽しくて楽な方に飛びついてしまうという状況、それを自制するのはどれだけ困難であるかというのは容易に想像がつくところであります。

昔は、暗くなったら外遊びは終わりでしたし、漫画を読もうと思っても手持ちのもの以外はないという状況でございましたし、テレビは居間にあるということでチャンネルも時間も限られている、こういう環境がもう一切今崩れてしまって、無数の動画やゲームや物が二十四時間三百六十五日提供される。

これを子供や若者が我慢できないのがいかぬのじゃと言ったら何も解決しない。じゃ、どうするかというところなんですけれども、本来であれば、プラットフォームとかゲームとかSNSの事業者の方がもっと配慮をすべきだと思いますけれども、一方で、実はその依存しやすいという高度な仕組みを意図的につくっているというようなお話もございまして、なかなかこれは難しい状況でございます。

であるならば、国は、自治体は、我々は、何がなせるのか、なすべきかということなんでございますが、本当にいろいろな課題があるんですけれども、やはりどこに相談すればいいのか分からないという状況の中で、親御さんは、本人と衝突ですとか、不登校とか、課金とかに悩みながら、孤立をして絶望を深めていっているという状況でございます。

ですので、これは国にとっても、公衆衛生、精神保健上の深刻な課題であって、その個人のダメージは、社会、人材という意味でもそうですし、本当に物すごいたくさんのエネルギーと人材が私は失われていっていると思いますので、これは、学校とか地域での対応も含めまして、救済に本腰で取り組むことが必要と考えておりますが、その点についてが一点。

そしてまた、こうしたネット、ゲーム依存に対応できる医療機関が本当に少ない状況でございます。これは国立病院機構の久里浜医療センターというところが非常に有名なんですけれども、ここの令和五年度の調査で、百二十七か所しかネット、ゲーム依存症の治療を提供している医療機関がないという状況でございまして、これは精神病院とそれを標榜する診療所のうちの恐らく二%程度でございまして、つまり、何とか治したい、治してほしいと思っても、身近にそれを対応できる医療機関がないというのが現状でございます。こうしたことも含めて、事態の悪化スピードに国も医療も追いついていない。

ですので、全国どこでも、できれば迅速、適切な相談、診療につながれるように、国として、こうした専門機関も含めた、あるいは相談のできる各種機関も含めて整備をしていく必要があるのではないか。二点についてお考えを伺いたいと思います。

〔委員長退席、古賀委員長代理着席〕

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