ありがとうございます。
私たち高額療養費制度の在り方に関する専門委員会は、先ほどありましたように、九回審議いたしましたけれども、基本的には八回まずは審議させていただいて、そのときに基本的な考え方というのが取りまとめられました。
その中では、現役世代の保険料負担に配慮する必要がある中で、制度改革の必要性は理解するけれども、その際には、高額療養費制度だけではなく、ほかの改革項目も含め、医療保険制度改革全体の中で全体感を持って議論していくことが必要であるというふうにされました。さらに、この考え方の中では、医療保険部会において医療保険制度改革全体の議論が行われている現状であって、具体的な金額の方向性を含む形で本専門委員会で議論する段階には至っていないというふうにあります。
八回ありましたけれども、この段階では金額が示しておらず、その話は私たちはしていないというような形になっています。私たちの方向性としましては、今後もこの高額療養費制度を堅持していく必要性についての認識は一致いたしました。さらに、先ほどもありましたように、高額療養費制度だけではなく、医療保険制度改革全体の中で議論していくというところが方針として示されたと考えております。
その考え方では、残念ながら、保険制度全体の改革の中で高額療養費制度のこの金額が決まったと私自体は認識しておりません。この八回が終わった後に金額が示されたわけですけれども、私としましては、この具体的な金額について、議論したというよりは提示されたという形で思っていまして、残念ながら、私たちは基本的にきちんと議論したわけではなくて、そのために、先ほどもありました共同声明というものを出させていただいたというような経緯になっております。
32
早稲田ゆき(中道)
中道の早稲田ゆきでございます。
本日は、五人の参考人の皆様にお忙しい中御出席を賜り、誠にありがとうございます。
それでは、質問をさせていただきます。
まず、大黒参考人に伺いたいと思います。
昨日、私ども中道改革連合、チームみらい、そして共産党の三党で、議員立法、通称で申しますと、国民が安心して利用できる高額療養費制度の見直し法案、これの提出を衆議院にさせていただきまして、先ほど趣旨説明を行わせていただきました。
この議員立法につきまして、大黒参考人の受け止め、評価を伺いたいと思います。
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33大大黒宏司一般社団法人日本難病・疾病団体協議会代表理事
ありがとうございます。
今回提出された法案についてですけれども、法案提出ありがとうございます。私たちの要望でもある、生活破綻につながることがないよう、更なる抑制を検討することにつながるものであり、また、高額療養費等の支給要件、支給額、そのほか支給に関する事項を定めるに当たり、私たちの意見を尊重する内容となっております。これについても評価したいと思います。
何より、高額療養費制度に正面から真剣に向き合っていただいていることに感謝申し上げます。是非、この法案について、皆さんに議論していただけるようによろしくお願いいたします。
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早稲田ゆき(中道)
ありがとうございます。
まさに、この議論の中では、多数回該当、それから年間上限というものは新たに、多数回該当はそのまま維持、それからまた年間は新たに設置ということにはなりましたけれども、やはり月額上限といえばということで申し上げると、七%から三八%引上げということが大変患者さんの負担増になるのではないかということを私も懸念をしておりまして、こうした法案、特に家計に対する調査をしっかりやっていくというものを入れ込みましたこの法案を提出をさせていただいた次第でございます。
その上で、参考人は、高額療養費制度の在り方の専門委員会に委員として参加をされてこら…
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- (上の発言)
35大大黒宏司一般社団法人日本難病・疾病団体協議会代表理事
ありがとうございます。
私たち高額療養費制度の在り方に関する専門委員会は、先ほどありましたように、九回審議いたしましたけれども、基本的には八回まずは審議させていただいて、そのときに基本的な考え方というのが取りまとめられました。
その中では、現役世代の保険料負担に配慮する必要がある中で、制度改革の必要性は理解するけれども、その際には、高額療養費制度だけではなく、ほかの改革項目も含め、医療保険制度改革全体の中で全体感を持って議論していくことが必要であるというふうにされました。さらに、この考え方の中では、医療保険部会において医療保険制度改革全体の議論が行われている現状であって、具体的な金額の方向性を含む形で本専門委員会で議論する段階には至っていないというふうにあります。
八回ありましたけれども、この段階では金額が示しておらず、その話は私たちはしていないというような形になっています。私たちの方向性としましては、今後もこの高額療養費制度を堅持していく必要性についての認識は一致いたしました。さらに、先ほどもありましたように、高額療養費制度だけではなく、医療保険制度改革全体の中で議論していくというところが方針として示されたと考えております。
その考え方では、残念ながら、保険制度全体の改革の中で高額療養費制度のこの金額が決まったと私自体は認識しておりません。この八回が終わった後に金額が示されたわけですけれども、私としましては、この具体的な金額について、議論したというよりは提示されたという形で思っていまして、残念ながら、私たちは基本的にきちんと議論したわけではなくて、そのために、先ほどもありました共同声明というものを出させていただいたというような経緯になっております。
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早稲田ゆき(中道)
ありがとうございます。
九回でありますけれども、八回までの議論の中で、医療費全体でこれを考えていく、改革を考えていくということは共通認識であられたと。しかしながら、その金額を提示されて、それを議論したということはなかったということもはっきりいたしました。そこに、皆様の思いと、それからまたこの制度見直しにそごがあるのではないかと私も考えております。
参考人の先ほどの陳述の中で、高額療養費が医療費全体の約六・八%にとどまり、見直しによる財政効果が限定的である一方で、非常に患者さんにとってはリスクが大きいということの御指摘があり、効果の小ささとそれから患者…
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37大大黒宏司一般社団法人日本難病・疾病団体協議会代表理事
先ほど意見陳述させていただいたとおりですけれども、やはり難病患者にとって、一度の高額療養費の使用の機会であったとしても、その医療については非常に危険性が高いという部分があります。その一回を逃したがために、実は、不可逆的な体の影響が出て、元に戻すことができないという状況になります。そういった場合に、一度体が悪くなったときに障害などが出た場合には、より多くの社会保障費がかかるという状況も私たちも経験しています。
今の現状であってもそのようなことですから、更に高額療養費の引上げということが起これば、更に多くの事例が発生するということは明らかであります。私たち…
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38
早稲田ゆき(中道)
大黒参考人からもるる御回答いただきましたが、高額療養費制度は、資料に書かれてあるとおり、財政調整の道具ではなく、命を守る制度ですということが一言、大変重い、この高額療養費制度の在り方ではないかと私も感じております。
その上ででありますが、医療保険制度における負担の在り方とそれからまた社会的合意形成という観点から、今回の見直しがどのような問題をはらんでいるかということを大黒参考人に最後に伺いたいと思います。
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