牧野俊一 (参政党)

2026年6月19日・第221回国会 衆議院 経済産業委員会 第15号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 163 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 216 発言)

説明ありがとうございました。

今言ったようなプロセスで認可が進んでいったわけでありますが、これは実は結構重要なことが見落とされていると思っていまして。

こちらのお配りしている資料一の下半分、上半分もそうなんですけれども、水色の丸が二つついております。この水色の丸のところには、人工のため池が実はあるんですね。左側のちっちゃな方の丸のところは、マップ上も初めから、国土地理院の地図でもため池があるよというふうな記載になっているんですけれども、もう一つの、土捨場二の直下にあるところの青丸ですね、ここは、ただの河川、青い筋が一本ぴゅっと通っているだけという表記になっていますけれども、これは実は河川ではなくて、ここには、実際には、この評価書の地図に記載されていない人工のため池が二〇二二年頃までに造られたということが航空写真の分析で分かっております。

一枚おめくりいただいて、資料二というのを御覧いただきたいんですが、このため池が、実際には、現地に行ってちょっと見てきたんですけれども、このため池のせき止めている堰ですね、この堰の総延長が十六メートル、高さが約七メートルで、全体的に台形の、資料二の上半分に立面図と断面図等を描いてますけれども、ここに描いてあるような、土で盛られたような、そういった堰になっております。全体的に土でできていて、このトップのところの、約四メーターほどの水平なトップの部分と、そしてこの池から水が流れ出してくる幅一・五メートルの水路。

下の写真を見ていただくと、1番という写真のところにこの水路が写っていまして、そして、2番、3番というところの写真を見ると、一部コンクリートが少し壊れているようなものが見て取れると思いますが、一部が厚さ十センチ程度の比較的薄いコンクリートで覆われているというところではありますが、そのコンクリートにも実際にはクラックが入って補修した跡があって、そして、3番の写真の左上の方ですね、ちょっとよく見ないと分からないんですが、木の下によく見ると土のうが積んであるのが分かります。こうした土のうを使って補修もされているというふうな状況で、過去に大雨が降ったときに水があふれて流れていったんだろうなという跡も見受けられました。

もう一枚めくっていただいて、資料三になりますが、これがその問題のため池を上空から見たグーグルアースの写真になります。地図上は、これは国土地理院の地図でも、右側にあるように、ただの青実線で書いてあって、川という表現になっているんですけれども、実際は、ここにこのように、上空から見て、大体奥行き百三十メーターぐらいのまあまあ大きなため池ができておりまして、一番怖いのは何かといいますと、このため池から水が流れ出ていったそのすぐ後ですね。

この地図の中の赤い丸印がついている辺り、ここのところ、等高線を見ていただくと、非常に等高線の間隔が詰まっていると思います。私、アドベンチャーレースという、地図を読んで山のチェックポイントを拾っていくような、そういうレースを好きでやっているんですけれども、この等高線の詰まり方というのはどれぐらいの斜度かというと、本当に、岩とか木につかまって張りつくようにして地面を上がっていかないと登れないぐらいな、それぐらいな急傾斜なんですね。

なので、一たびもしもこの土でできたため池の堰が決壊した場合は、大規模な土石流がこの急な沢をばあっと下っていって、そして、その下には集落があるんですよ。人が住んでいらっしゃいます。これは非常に危険な状況であるというふうに認識しているんです。これは実際に、この下に梨木野集落という集落があるんですけれども。

これは、土捨場が、土捨場二番というのが先ほどの地図でピンクで塗っているところですね、土捨場二と一、ここに土を盛って、そしてそれを突き固めると、どうしても、何も押していなかったときと比べて、ぎゅっと圧縮されて、中にある空気が入っている隙間というものがなくなってしまいますので、地表から水がしみ込みにくくなって、表層を流れる表層流というものが増えます。つまり、土捨場がなかったときと比べて、明らかにこのため池に大雨のときに流れ込んでくる水の量は増えるわけですね。そういう状況で、もし決壊すると本当にもう取り返しがつかないことになるということですが、この評価書にはこれが記載されていないんですよ。

この評価書に記載されていないこの危険なため池の存在を経産省は審査のプロセスにおいて認識していたでしょうか。

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