白銀隆之一般社団法人送配電網協議会会長/関西電力送配電株式会社代表取締役社長

2026年6月12日・第221回国会 衆議院 経済産業委員会 第13号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 53 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 189 発言)

本当に、人、いわゆる協力会社、施工していただいている会社さんの施工力をどう維持していくか、あるいは日本の人口が減る中でいかにそこの技術を継承していくか、これは本当に重要な課題だと我々も認識して、様々な検討をしているところでございます。

経済産業省様の調査に基づくと、送配電、電力に関わる作業員のいわゆる所得を普通の一般産業の所得に比べたものを海外のほかの国と日本とで比較した資料というのを調査されていました。それを拝見すると、ほかの海外の国では、やはり電力というのは、例えば送電線の工事でいきますと、高い山の上まで登って、そこから更に、高いもので百メーターもあるような送電鉄塔の上に上って高所で作業をする、あるいは炎天下で電柱の上に上って六千ボルトの電気が流れている配電線の工事をする、ある意味、人への負担がかなり大きい工事業種なので、ほかの各国で見ると、一般産業に比べるといわゆる収入が高いという調査結果が出ていましたが、それに比べると日本というのは余り差がない。これもいわゆる人がなかなかここに集まらない、あるいは離職が高まっていく、この原因の一つかもしれないというふうに思っております。

そういった課題と、もう一つは、やはり日本の人口、労働人口がこれから間違いなく減り続ける中で、やはり人は人でしかできないものにできるだけ注力していただいて、例えば安全対策、あるいは、ロボットというものに一足にはいかないにしても、人間の補助をするようなロボティクス、マニピュレーターのようなもの、そういったものをもっと技術開発しないといけないと思っておりまして、送配電事業全体としましても、送配電網協議会の中で、そういうロボティクスであったりフィジカルAIであったり、そういう技術投資をもっとやるべきだ、そういう議論の検討を進めているところです。しっかりと考えてみます。

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