吉田宣弘 (中道改革連合)

2026年4月22日・第221回国会 衆議院 経済産業委員会 第5号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 48 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 243 発言)

あちこちの港を巡りながら、補給するときもあれば補給しないときもあるし、別の港で補給することもあるしというふうなことなんだなというふうにお聞きをしました。

私がなぜこんな質問をしたかというと、やはり、エネルギーというもの、そして原油が日本に入ってこないという事態が長期間継続すると、日本に物を運びたくても日本で給油できなければ運びようがないというか、来られないということを意味していて、それが食料であれば、日本の食料自給率はもう皆様御存じのとおりカロリーベースで三八%ぐらいしかありませんから、残りは全部海外に依存しているということであれば、こういうふうなことになってしまうと、日本は即効飢えかねないというふうな素朴な怖さがあったからでございます。ありがとうございました。

その上で、先日、私、本会議で登壇させていただきましたが、人工透析排液を管理する容器というものが七割方タイから輸入をされていて、タイにその容器を作るためのナフサが今月、もうもしかすると止まっているのかもしれません、もう入ってこないというふうな事態があり、とすれば、タイから輸入していた排液を管理するための容器というものが日本に届かなく、透析患者の治療に支障を来すというふうな質問もちょっとさせていただいて、これは実は厚労大臣から本会議では答弁いただいたところでございますが、そういうようなこともさせていただきました。

また、ほかにも、ヘリウムというものがあって、これもかなり中東から入っているようでございますが、ヘリウムは、MRI、すなわち医療ですね、診察するためのMRIを動かすための素材なわけですけれども、これがないと検査ができない、検査ができないと診断ができない、診断ができないと治療ができないということになってしまう。ヘリウムも、医療を継続するためには不可欠な素材であるということであります。

四月二日付のロイター通信によると、日本はヘリウムを全量輸入で調達しているけれども、昨年は、中東のカタールから三七・三%、米国から五九・八%輸入したと。今般の事態を受けて、経産省の御努力もあり、米国からカタール分も確保する見通しになったということでございまして、経産省には本当に心から感謝を申し上げたいと思います。

また、ただ、このヘリウムは実は半導体の生産や溶接、製造や設備の微少な漏れを高感度で検出するために使われているということでございまして、カタールは世界へのヘリウム供給の三分の一を占めていると。日本は何とか確保したけれども、ほかの国はどうなのかということで、半導体サプライチェーンの観点から考えると、韓国や台湾にこのヘリウムが入っていないという状況になれば、サプライチェーン全体ではこの半導体の流通について途絶するんじゃないかという危機感も感じるということでございます。

ほかにも、私も今回初めて知ったんですけれども、トラックのディーゼル車を動かすために尿素水というのが必要だというふうにお聞きをしました。この尿素についてもかなり中東から入れているというふうなことをお聞きしておりまして、先日、十六日の日に赤澤大臣も御自身で鳥取県の平井知事から御要望を承ったというふうなこともお聞きをしております。尿素がなければ物流が停止するということで、日本経済は打撃を受けることは間違いない。

さらに、尿素、リン酸、塩化カリウムなどは化学肥料の原料であって、農業にも非常に影響をする、これも中東からかなり入っているということでございまして。

私の拙いいろいろなことを調べ物をした中で、このくらいぱっと出てくるわけですけれども、こういうことというのは、非常に、私は、今回の件を受けて、正確にサプライチェーンの森羅万象全てを何か調査して全て分かっておけというのはなかなか難しいとは思うのですけれども、できる限り可能な分野でシナリオシミュレーションみたいなものを是非実施をして、サプライチェーンのどの部分に断絶が生じたらどんな影響が生じるのか、そして生じた場合の対応シナリオというものも数多く準備しておき、そして備えておいた方がいいのではないかというふうに思うのですけれども、こういったことを提案したいのですけれども、赤澤大臣、お受け止めをお聞かせいただければと思います。

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