河野義博 (中道改革連合)

2026年4月10日・第221回国会 衆議院 経済産業委員会 第2号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 51 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 126 発言)

投資よりも還元が優先されるという傾向がより顕著になっていると思うんですね。背景には、企業経営者が短期的なROE、株価を強く意識せざるを得ないアメリカ型の経営を押しつけられているというのは、私は非常に危惧をしているところであります。日本は、企業、従業員、取引先、長期的な関係の中で皆がよくなっていこう、現代流の三方よしだと私は思っているんですけれども、そうやって発展をしてきた。その基盤が近年揺らいでいます。

日本はエコシステムが確立されていないと言われることに私は非常に違和感を持っていて、日本型の企業のエコシステムというのは、我々農耕民族的に、畑を耕して、種をまいて、水をやって、大事に育てて収穫をする、翌年に少し蓄えておいてどんどんどんどん広げていく、少しずつ少しずつ経営を広げていく、台風が来ても備えを置いておきながら広げてきた。そういう日本型のエコシステムは既に確立しているんだけれども、急にアメリカ型のエコシステムが来て、まあ、欧米と言っていいかもしれませんけれども、彼らは最初に投資する、最初に大きく投資してリターンを早く回収する、回収し終わったら倍で売れればそれでいい、そういうエコシステムのように私は理解しておりますけれども。

やはり、考え方が根本的に違う中で、中途半端な成長の果実を根こそぎ持っていかれているような気が私はしています。ある日突然、市場で、マーケットで株を買ってきて、おまえらキャッシュがあるから配当しろ、不動産を売れと言われてすかすかになって、あとは売却をさせられて、誰のために企業があるんだということすら私は揺らいでいるんじゃないかなという危惧を持っています。

企業が短期的指標に過度に左右されることなく、中長期的な成長投資を行える環境整備が不可欠であります。設備投資、研究開発、人材投資に十分に循環していない現状をどのように認識しておられるか、その対応策としてどのようなことをお考えでしょうか。

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