大和田秀二早稲田大学名誉教授

2026年4月24日・第221回国会 衆議院 環境委員会 第6号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 17 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 99 発言)

御質問ありがとうございます。

非常に重要な視点でございまして、基本的には、我々、ガラスの水平リサイクルというのを目標にしているわけでございます。やはりAGCさんがやっていらっしゃるような、板ガラス原料としてパネルガラスを使えないかということでございますけれども、ここにはいろいろな課題がございまして、例えば、今一番板ガラスを造っている製造法としては、フロート法というのがあって、スズの溶湯の上にガラスの溶湯を流していくという方法があります。

ただ、ガラスには、残念ながら、いまだにこれは解決できていませんけれども、アンチモンというのが〇・数%含まれていて、ガラスメーカーさんが一番気にするのは、そのアンチモンとスズの溶湯が反応して、ガラスに色がついてしまうだろうということが非常に問題になっているわけです。ですから、もちろんでございますけれども、一〇〇%リサイクル品を使うわけにはいかない。太陽光のリサイクル品ですね。

それからもう一つ、ただ、解決策としては、そのフロート法以外にロールアウト法という方法がございまして、これは、そういうスズの溶湯の上を通さないものでございますので、アンチモンはほとんど問題にならない。恐らく、AGCさん等々も、こちらの方法を使って太陽光パネルのガラスをこれからどんどん使っていきましょうという方向になると思います。

それで、御質問の、いつ頃にそれが実現するかというのは大変難しい話でございまして、技術的には多分できると思います。ただ、メーカーとしては、やはり、今まで実績がないことはなかなかやりにくいものでございますから、そこをどこまで彼らがきちっと研究をしてやっていただけるのかということが一つ。

ただ、御存じのように、今、資源循環の中では、動静脈連携というよりも、むしろもう一体化というのを目指して進んでおりますので、そういう意味では、動脈産業側もどう再生材を使っていくのかということが非常に重要な課題にもなっています。

ですから、そこを考えると、恐らく、AGCさんに限りませんけれども、動脈産業側としては、再生素材をどう使っていくかという技術開発がこれからどんどん進んでいくんではないかというふうに考えておりまして、この点に期待したい。まあ、公の場で言うのは非常に難しいですが、五年ぐらいでは何とか解決していただきたいなというふうに考えております。

以上でございます。

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